海外ユーザーに“ちゃんと届く”サービスを作るために:Proactive Performance Hacks入門


  1. 「日本では速いのに、海外では遅い」問題に初めて直面した日
      1. ■ ネットワークは国ごとにまったく違う
      2. ■ じゃあどうするべきなのか
      3. ■ 心に刺さった同僚の一言
      4. ■ この記事で話すこと
  2. 「速さは設計できる」キャッシュとCDNの具体的戦略
      1. ■ キャッシュ戦略は「何を持たせるか」を決めるところから始まる
      2. ■ CDNを「入れたら終わり」だと思っていた頃の失敗
      3. ■ CDNで扱うべきもの、扱わないほうがいいもの
      4. ■ 実際にやって効果が大きかったキャッシュ設計
      5. ■ 「速さ」はエンジニアの優しさだと思う
  3. 「データはひとつ」では通用しない。世界規模システムに潜む“整合性の罠”
      1. ■ 距離とレイテンシは、データの“見え方”すら変えてしまう
      2. ■ レプリケーションは万能ではない
      3. ■ レプリケーションには「時間のずれ」がある
      4. ■ さらに深刻なやつ:ネットワークが不安定な地域での書き込み競合
      5. ■ 僕が最終的に辿り着いたアーキテクチャ
      6. ■ 世界に向けて作るなら、「正しさ」は段階的に保証すべき
  4. 「世界に届ける」という視点がエンジニアを強くする
      1. ■ 海外で働くと、「当たり前」が当たり前じゃなくなる
      2. ■ パフォーマンス改善とは、「ユーザーの時間を尊重すること」
      3. ■ 海外で働くエンジニアに向けて、最後に伝えたいこと
      4. ■ 今日からできる小さな一歩
    1. 最後に

「日本では速いのに、海外では遅い」問題に初めて直面した日

海外で働き始めてしばらく経った頃、僕は「パフォーマンス」という概念を、文字通り“世界規模”で考える必要があるんだと痛感した瞬間があった。

日本にいた頃、正直パフォーマンス改善って「社内で速度比較」くらいの世界だったと思う。
ローカル環境で速いか、社内のテストサーバーで速いか、回線はそこそこ安定している前提、ユーザーのネットも早い前提。
いわば**“前提条件が甘やかされている”**環境だった。

でも海外に出て、僕が担当したシステムを実際にヨーロッパやアジアの別地域で使ってもらうことになった時、それは一瞬で崩れた。

「画面が開くまで20秒かかる」
「ファイルが全然ダウンロードできない」
「こっちだとアプリが落ちるんだけど?」

最初は信じられなかった。
だって、日本のオフィスではめちゃくちゃサクサク動いていたのだ。
それが、海を越えただけで“別物のアプリ”みたいになってしまう。

ここで初めて知ることになる。

**「世界は、同じインターネットじゃない」**ということを。


■ ネットワークは国ごとにまったく違う

たとえば、日本は回線が速い国として有名。
世界的に見てもトップクラスで、動画ストリーミングも快適、オンラインゲームのpingも小さい、社内VPNも安定。

でも、海外ではそんな国ばかりじゃない。
時差以上に“通信品質差”という壁が存在する。

僕が赴任していた国では、ネット回線は常に揺らいでいた。
とくに多かったのはこんな状況。

  • 朝と夜になると全体的に回線が重くなる
  • 建物や部屋によって電波が不安定
  • 社内VPNが毎日落ちる
  • CDNを使っていないと“地理的に遠い”せいで遅い
  • モバイル回線頼りのユーザーが多い

こうなると**「サーバーは正常だけど、ユーザーは快適じゃない」**という矛盾が起こる。
そして、この“体感の不一致”がユーザー満足度を大きく下げる。

つまり、海外対応のサービスでは
「ユーザーがどこからアクセスするか」を前提にした設計が必要になる。


■ じゃあどうするべきなのか

僕が最初にぶつかった壁は、キャッシュ戦略と配信拠点(CDN)の重要性だった。

日本にいると、CDNってなんか「大規模サービスが使うもの」みたいに感じていたんだけど、海外での業務ではむしろ逆。
小規模アプリこそ、CDNとキャッシュ戦略で差が出る。

理由はシンプル。

  • 「距離」はパフォーマンス劣化の最大の原因
  • 「安定しないネットワーク」では再取得が致命的
  • UI表示や画像配信はキャッシュ次第で体感速度が激変する

つまり、“速さ”は技術力だけじゃなく、構成と戦略で決まる。

ここから僕は学び始めた。

  • 国や地域ごとに最適なキャッシュ層を置くこと
  • CDNを使うことで物理距離を短縮できること
  • DBの読み取りアクセスは必ずしも1拠点集中が正義ではないこと
  • 不安定な回線では「壊れても動く仕組み」がユーザー体験を救うこと

この学びが、今回のテーマ「Proactive Performance Hacks」につながっていく。


■ 心に刺さった同僚の一言

その頃、一緒に働いていたヨーロッパ出身の同僚に言われた言葉がある。

「Hiromi、エンジニアは“機能”を作る人じゃない。
ユーザーが“使える状態”まで責任を持つ人だよ。」

この言葉は今でも忘れない。

コードが正しい ≠ ユーザーが喜ぶ
動く ≠ 使いやすい
動作する ≠ 届く

サービスは、世界のネットワーク事情に左右される。
だからこそ、僕らは“主体的にパフォーマンスを作りにいかないといけない”。


■ この記事で話すこと

この記事は「パフォーマンスチューニングのテクニック集」ではない。
もっと根本的な話をする。

  • なぜキャッシュ戦略が海外対応の“生命線”なのか
  • CDN導入の判断基準はどこにあるのか
  • DBをグローバルに展開する時のリアルな落とし穴
  • ネットが不安定な国のユーザーにも“ちゃんと届く”アプリの作り方

これらは、海外で働いたからこそ分かったことであり、
日本だけで開発していたら一生知らなかったかもしれない。

“世界で使われるものを作る”ってこういうことなんだ。

「速さは設計できる」キャッシュとCDNの具体的戦略

起の部分では、「日本では速いのに海外では遅い」という落差にぶつかった経験を話した。
ここから一歩踏み込んで、具体的にどのように「速さを設計していくか」について掘り下げていく。

まず大前提として、海外向けアプリにおいて重要なのは通信回数を減らすことデータをできるだけ近い場所から届けることだ。

この二つが噛み合うと、ユーザー体験は驚くほど改善する。
逆に言えば、この二つが設計に入っていないと、どんなに良いUIや機能を作ってもストレスのあるアプリになる

ここでは、キャッシュ戦略とCDNの使い方を、僕の経験ベースで整理する。


■ キャッシュ戦略は「何を持たせるか」を決めるところから始まる

キャッシュの基本はシンプルだ。
「変わりにくいものは、ユーザーの手元に置いておく」
たったこれだけで、通信回数は劇的に減る。

しかし、実務に入ると問題になるのは「どれをキャッシュするか」だ。

よくある落とし穴はこれ。

  • 「とりあえず全部キャッシュしておけば速いんじゃない?」→ ダメ
  • 「頻繁に更新されるからキャッシュしないほうがいい」→ 意外にダメ

キャッシュの最適化は、「変わる頻度」の見極めではなく、
**「変わるときにユーザーにどれだけ影響があるか」**で決めたほうが良い。

例えば、国際向けアプリでよくあるデータを分類するとこうなる。

種類変化頻度ユーザー影響キャッシュ方針
UI文言、翻訳テキストほぼ変わらない高い強めにキャッシュ
画像・アイコンたまに更新CDN + 長期キャッシュ、ハッシュ管理
コンフィグ情報稀に更新中〜高バージョン管理 + 適時再取得
ユーザーデータ毎回変わる高いキャッシュNG(または局所的に短期)

特に海外対応において重要なのは
**「翻訳テキストやUI構造を丸ごとキャッシュする」**という視点だ。

これを行うだけで、画面構築の初動が速くなり、遅い回線環境でも“表示されない待ち時間”が格段に減る。

WPFの場合であれば、ローカルファイルキャッシュIsolated Storage
WebフロントであればLocalStorage / IndexedDBが有効に機能する。


■ CDNを「入れたら終わり」だと思っていた頃の失敗

CDN(Content Delivery Network)は、地理的な距離を短縮する最重要技術だ。
しかし、ここにも落とし穴がある。

僕が最初にやらかしたのは、
「CDNを導入すれば勝手に速くなる」と思っていたことだ。

実際は、こんな問題が起きた。

  • CDNに乗せる対象を間違えていた
  • キャッシュされる前に大量アクセスが来て逆に遅くなった
  • APIはCDNでどう扱うかを考えていなかった
  • TTL(キャッシュ期間)と無効化のルールを考えていなかった

つまり、CDNはただ導入するだけでは意味がない

大切なのは、「どのレイヤに何を置くか」を設計すること。


■ CDNで扱うべきもの、扱わないほうがいいもの

対象CDN向きか理由
画像、CSS、JS、フォント変わりにくい & 物理距離が効く
翻訳リソース、UI構成 JSONキャッシュで初期表示が速くなる
API(GET)使えるが、地域差や整合性に注意
API(POST / PUT / DELETE)状態変更はCDNで扱わない
個人データ・機密情報セキュリティと一貫性が問題

特に**「GET APIをCDNに載せるかどうか」**は悩みどころだ。

これは明確な基準がある。

  • **整合性(Consistency)**が最優先 → CDNに載せない
  • **体感速度(Performance)**が最優先 → CDNに載せる

海外に向けたサービスでは、「完全な最新」より「問題なく使える」が勝つことが多い
つまり、**「完璧より、届くこと」**が大事になる。


■ 実際にやって効果が大きかったキャッシュ設計

僕の現場で特に効果が高かったのはこの構成だ。

  1. 初回起動時にUIリソースと文言辞書をまとめて取得
  2. それらをローカルに保存しておく
  3. 一定時間ごとに「更新チェック」だけ軽く行う
  4. 変更があったときだけ部分的に更新する

このやり方の良いところは、

  • 通信が遅い国でも、画面がすぐ出る
  • ネットが不安定でも、アプリが使える
  • 再取得回数が減るので、サーバー負荷も軽減する

つまり、**「初回にしっかり仕込んで、後は必要なときだけ通信」**という発想だ。


■ 「速さ」はエンジニアの優しさだと思う

海外で働く中で実感したのは、

速さ = 技術力 × 思いやり

ということ。

「遅いけど仕方ないよね」ではなく、
「この環境でも快適に使えるようにしてあげる」
という姿勢があるかどうか。

その姿勢が、システムの設計に現れる。

「データはひとつ」では通用しない。世界規模システムに潜む“整合性の罠”

キャッシュとCDNの戦略を学んだあと、僕が次にぶつかったのは、もっと根が深い問題だった。

それは、**データベースの一貫性(Consistency)**だ。

つまり、
「どの国のユーザーが使っても、同じデータが同じように見えて、同じように正しい状態であること」。

日本にいた頃は、データベースはひとつでいいと思っていた。
オンプレ、もしくはクラウドの東京リージョンに一個置いておけばOK、バックアップさえ取れてれば十分、という世界だった。

けれど、海外ユーザー向けに展開した途端、それはまったく通用しなかった。


■ 距離とレイテンシは、データの“見え方”すら変えてしまう

例えば僕が最初に担当したユーザー分布はこんな感じだった。

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中東
  • 一部はヨーロッパ

ここで問題になるのは、「日本→東南アジア」や「日本→中東」への通信距離が長いということだ。

APIは応答している。
DBも正常に動いている。
ネットワークも“理論上は”繋がっている。

にも関わらず、データ更新が遅れる、反映されない、表示が古いままになる。

この状態は、ユーザーから見るとただ一つ。

「使えない」

僕にとっては「数百ミリ秒の遅延」という技術用語でも、
ユーザーにとっては「データが反映されない不安」なのだ。

そしてそれは信用を削っていく。


■ レプリケーションは万能ではない

そこで当時のチームが取った方針は、
**「DBをグローバルにレプリケーションする」**というものだった。

各地域に参照用DBを置き、
書き込みはメインDBに集約して、
読み込みは地域レプリカから行う。

理屈としてはこうだ。

  1. 書き込みは本拠地(例:日本)
  2. 各地域へ複製(replicate)
  3. 参照は近いレプリカから処理するので速い

一見、完璧な設計に思える。

しかし、実際はここに大きな落とし穴がある。


■ レプリケーションには「時間のずれ」がある

レプリケーションはリアルタイムではない。

0.1秒のときもあるし、
1秒のときもあるし、
回線状況が悪いと数秒遅れることすらある。

この数秒が、海外ではユーザー体験を壊す。

例えばこんなことが起きる。

  • ユーザーが更新したはずのデータが、まだ古いまま表示される
  • 他人が変更した内容が、地域によってバラバラに見える
  • 「Saveしたのに反映されてない?」と問い合わせが増える

ここで初めて僕は実感する。

「整合性は“当たり前”ではない。設計しないと保てない。」


■ さらに深刻なやつ:ネットワークが不安定な地域での書き込み競合

ある国では、ネットワーク切断が日常茶飯事だった。
そんな中で、同じレコードを複数ユーザーが更新するとどうなるか?

答えは、

「どの更新が正しいか分からなくなる」

つまり、
整合性が壊れる。

ここで必要になるのが、**「コンフリクト戦略」**だ。

代表的なのはこういうやつ。

戦略説明向いているケース
Last Write Wins最後に書いた人が勝つ重要度が低いデータ
Versioning変更履歴を持つ履歴保全が必要なデータ
Merge自動または手動で統合するメッセージ、ノート系のデータ

大事なのは、「アプリは常に壊れうる」という前提に立つこと


■ 僕が最終的に辿り着いたアーキテクチャ

最適解は現場次第だが、僕らが結論として採ったのはこれだった。

  1. 参照は地域レプリカで高速化
  2. 書き込みは単一リージョンに集約(整合性重視)
  3. 一部のデータはローカルキャッシュ + 後追い同期
  4. 更新にはバージョン番号を付与して競合を制御

つまり、

「全部を同期させるのではなく、整合性が必要な場所だけ厳密にする」

これが現実的な落とし所だった。


■ 世界に向けて作るなら、「正しさ」は段階的に保証すべき

日本向け開発に慣れていると、

  • データは即時一貫しているべき
  • 表示される内容は常に最新であるべき
  • 競合は発生してはいけないもの

と考えがちだ。

しかし、世界規模では違う。

「届かない正しさ」より「届く正しさ」

これが大事になる。

つまり、

  • 最新でなくても、意味が通るならOK
  • 局所的な同期遅延は、UX設計で吸収できる
  • リアルタイム性と整合性はトレードオフ

この考え方に気づけたことは、自分にとって大きな転換点だった。

「世界に届ける」という視点がエンジニアを強くする

ここまで、海外向けのサービス開発において大切になる3つのポイントについて話してきた。

  • キャッシュとCDNで「距離」を縮めること
  • データベース設計で「整合性」と「体験」を両立すること
  • 安定しないネットワークでも「壊れにくい」システムにすること

どれも、最初は「知識として知っていた」つもりだった。
でも、実際に海外で働いて、海外のユーザーやチームと仕事をして、初めて本当に理解した。

もっと言うと、

「パフォーマンスは技術の話ではなく、ユーザーを思う姿勢の話だ」

と気づけたのが一番大きかった。


■ 海外で働くと、「当たり前」が当たり前じゃなくなる

日本にいた頃に信じていた“前提条件”は、海外ではほぼ通用しなかった。

  • ネットが速いのは当たり前じゃない
  • データが即時反映されるのは当たり前じゃない
  • 画面がサクサク動くのは当たり前じゃない

むしろ、

「ユーザーが不便を感じている環境のほうが普通」

と思ったほうが、ものづくりの精度は上がる。

僕が海外での開発を通して学んだことは、技術スキル以上に、前提を疑う力だった。

例えば、

「このAPIは本当にリアルタイムである必要ある?」
「このデータは“確実に最新”でなければ駄目?」
「この画面はオフラインでも開ける必要はない?」
「この国のネット事情、本当に想像できてる?」

こうした問いを常に投げかけるようになってから、コードだけでなく設計が変わり始めた


■ パフォーマンス改善とは、「ユーザーの時間を尊重すること」

よく「速さは正義」と言われるけど、海外に出てみて、僕はこう思うようになった。

速さは、ユーザーの時間を奪わないという“思いやり”だ。

だって、動作が遅いアプリって、
ユーザーの人生から、静かに、でも確実に「何秒も何分も」奪っていく。

その時間は本来、
家族とご飯食べたり
自分の趣味したり
ぼーっとしたり
そういう大事な時間だったかもしれない。

だから僕らエンジニアは、ただ動くものを作るんじゃなくて、
“心地よく使えるもの”を作る責任がある。

そしてそのためには、コードだけじゃなく、

  • 世界のインターネット事情を知る
  • 使う場所や文化の違いを理解する
  • どの国でも“ちゃんと届く”工夫をする

こういう視点が必要になる。


■ 海外で働くエンジニアに向けて、最後に伝えたいこと

世界に向けてシステムを作るということは、
単に英語を使うとか、国際的な会議に参加するとか、そういうことじゃない。

**「世界のユーザー全員の生活の中に、自分が作ったものが入り込む」**ということだ。

そこには、文化も環境もルールも違う人たちがいる。

だからこそ、必要なのは

  • 相手を想像する力
  • 不便を自分ごととして捉える姿勢
  • “できない理由”じゃなく、“届ける方法”を探す姿勢

海外で働くことは、技術者としての幅を信じられないくらい広げてくれる。

そしてなにより、

「世界のどこかで、あなたの作ったものを使ってくれている人がいる」

その実感は、何にも代えがたい。

僕はそれを知ってから、仕事がただの「仕事」じゃなくなった。


■ 今日からできる小さな一歩

大きなことをいきなりやる必要はない。

たとえばこんなことから始められる。

  • 画像やライブラリをCDN経由にする
  • 翻訳テキストをローカルキャッシュする
  • ネットワークが遅い環境をエミュレートしてテストする
  • DBの整合性設計で「本当に即時性が必要か?」を考える
  • 「遅かった経験」を一度、自分で疑似体験してみる

世界に届くサービスは、小さな工夫の積み重ねで作られる。


最後に

もしあなたが、
「いつか海外で働きたい」
「世界中のユーザーに使ってもらえるものを作りたい」
と思っているなら、もうその第一歩は踏み出している。

この記事で話したことは、特別な人にしかできないことじゃない。
ひとつひとつの工夫と、ユーザーを思いやる視点があれば、誰でもできる。

そして、その視点を持てるエンジニアは、どこへ行っても重宝される。
世界で戦える。

僕たちは、ただコードを書く人じゃない。

「届かせる人」だ。

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