UI設計が評価されるレジュメと英語ポートフォリオの作り方

  1. 「UI設計は、どう書類に落とし込めば“伝わる”のか?」
  2. “設計力”を言語化する:英語レジュメ&ポートフォリオの書き方テンプレ
    1. ✅ 英語職務経歴書でのUI設計スキルの表現テンプレ(“成果”+“設計意図”)
      1. 📄 フォーマット:
      2. 🧠 例1(業務用フォームアプリの設計):
      3. 🧠 例2(ダッシュボードのUI構造設計):
    2. 🎯 ポイント解説:
    3. ✅ 英語ポートフォリオ:構成は「画面」より「意図とプロセス」
      1. 📁 推奨構成:
      2. 📷 スクリーンショットに添えるべき英語キャプション例:
      3. 🧩 補足Tips:
  3. スクリーンショットでは伝わらない、“設計意図”の翻訳術
    1. 💬 よく聞かれる3つの設計的質問(=ストーリーが求められる場面)
    2. 🧠 設計意図の翻訳術:Before / After のストーリーで語れ
      1. 📌 英語テンプレ:
      2. 🧠 例:
    3. 🔄 スクリーンショット+設計ノート=“語れる”ポートフォリオ
      1. 📝 推奨フォーマット(1機能につき1枚):
    4. 🧭 海外での「設計者評価」は“見た目”以上に“思考の証明”を重視する
  4. “設計者としての価値”が伝わるレジュメとポートフォリオを仕上げるために
    1. ✅ 公開前チェックリスト:この7点が揃えば“設計者としての履歴書”になる
    2. ✍️ 英語表現テンプレート:設計ストーリーを語る基本構文5選
    3. 💡 ポートフォリオに使えるツール構成例(GitHub/Notion/個人サイト向け)
  5. 🔚 おわりに:あなたの設計は“語れる武器”になる

「UI設計は、どう書類に落とし込めば“伝わる”のか?」

「UI設計が得意」とは言っても、それをレジュメやポートフォリオにどう表現するかとなると、急に手が止まる——これは、僕自身が海外転職の準備をする中で、何度も直面した壁だった。

なぜならUI設計の仕事は、目に見える画面そのものだけでなく、

  • 背後にある「なぜそう設計したのか?」という意図
  • ユーザー行動やユースケースを読み取った上での構造設計
  • 開発チームやステークホルダーとの調整・合意のプロセス

といった**“不可視の価値”**が非常に大きいからだ。
だが、履歴書や職務経歴書、ましてや英語のポートフォリオとなると、この「プロセスや設計意図」がごっそり抜け落ちてしまう。

画面キャプチャだけ載せても、「で、これの何がすごいの?」とスルーされる。
逆に、細かいUI要素やコード構成ばかり説明しても、「設計者としての戦略性」が見えてこない。

特にWPFで設計してきた僕たちは、MVVMパターンやデータバインディングといった技術的工夫を当たり前にしているが、それを英語で“設計力”として翻訳するには、一段上の視点が必要になる。

つまり、
「What I built(何を作ったか)」ではなく、
「Why I built it that way(なぜその設計にしたか)」を語れるかどうか——ここが評価の分かれ目だ。

たとえば、単に「レスポンシブ対応をしたUI」と書くのではなく、
「ユーザーの95%がラップトップとタブレットを併用していたため、各フォームを解像度別に設計・検証し、コンポーネントを再利用可能な構成で整備した」
と表現する。

この違いが、採用担当者にとって「この人は“設計意図”を持って動けるエンジニアだ」と映るか、それとも「なんとなくWPF使ってた人」に留まるかを分ける。

次回は、この“翻訳術”をどう書類に落とし込むかを、実例とともに深掘りしていきます。

“設計力”を言語化する:英語レジュメ&ポートフォリオの書き方テンプレ

WPFエンジニアとしてUI設計に関わってきた人にとって、最大の課題は「その設計がなぜ価値あるのか」を非技術者にも通じる英語で表現することです。

以下は、僕自身が実践してきたフレームワークとテンプレートです。


✅ 英語職務経歴書でのUI設計スキルの表現テンプレ(“成果”+“設計意図”)

📄 フォーマット:

Designed and implemented [UI Component/System] using [Technology/Pattern] to [solve problem or enhance UX]. 
Focused on [key design principle or user need], resulting in [measurable outcome or user impact].

🧠 例1(業務用フォームアプリの設計):

Redesigned a multi-step input form in a legacy WPF application using MVVM and command bindings, reducing user input errors by 40%. 
Prioritized clarity and accessibility based on feedback from non-technical users, implementing visual cues and validation previews.

🧠 例2(ダッシュボードのUI構造設計):

Architected a modular WPF dashboard interface with reusable DataTemplate components for financial reporting tools. 
Focused on cross-team configurability and maintainability, enabling non-dev users to adjust layouts without code changes.

🎯 ポイント解説:

  • “UI implementation”だけでなく、“設計上の目的”を常にセットで書く
    → 設計者の視点があるかをチェックされている
  • 数字やBefore/Afterの比較で説得力を出す
    → エンドユーザー視点での「結果」を明示する
  • 英語は“短く、伝わる単語”で
    → ローカルな用語(例:バリデーション→validation error preview)に言い換える

✅ 英語ポートフォリオ:構成は「画面」より「意図とプロセス」

スクリーンショットはもちろん大事ですが、それ以上に価値があるのが**「なぜそう設計したのか?」の説明パート**です。以下の構成が鉄板です:

📁 推奨構成:

  1. Project Overview(目的・背景)
  2. User Needs & Problems(誰に向けて、どんな課題を解決したか)
  3. Design Strategy & Decisions(構造設計や画面遷移の設計思想)
  4. Implementation Details(技術スタックと構造図)
  5. Outcomes / Lessons Learned(改善されたこと、学び)

📷 スクリーンショットに添えるべき英語キャプション例:

  • “Designed for error prevention in manual data entry workflows”
  • “Color-coded system status dashboard optimized for real-time operations”
  • “Hierarchical navigation structure to support complex form dependencies”

🧩 補足Tips:

  • GitHub上でReadmeに簡単に構成して載せるのも◎
    → 記述が「UX/UI寄り」だと、開発寄りのレポジトリより注目されやすい
  • スクリーンショットは「1機能1画面」ではなく「ユースケース別にまとめる」のが効果的
    → ユーザー視点に立った設計をアピールできる

スクリーンショットでは伝わらない、“設計意図”の翻訳術

ポートフォリオにUIのスクリーンショットを並べるのは、よくあるアプローチです。
ですが、あなたが設計者としての価値を正しく評価されたいなら、それだけではまったく不十分です。

なぜなら、画面は“結果”であって、“思考のプロセス”や“判断基準”は見えないからです。
海外の面談やレビューでは、以下のような点を言語化できるかどうかが、設計者としての評価を大きく左右します。


💬 よく聞かれる3つの設計的質問(=ストーリーが求められる場面)

  1. 「なぜそのレイアウトを選んだのか?」
    → レスポンシブ性?ユーザーフロー?デバイス制限?業務フロー?
  2. 「ユーザーのどんな課題を解決したのか?」
    → 操作ミス?情報の見落とし?パフォーマンスの不満?
  3. 「実装にどんな工夫をしたのか?」
    → DataTemplate再利用?State管理の工夫?MVVM分離の工夫?

これらに対して、あなたが**“画面の裏にある思考”**を英語で語れる準備があるかどうか。
その力が、スクリーンショット以上にポートフォリオの評価を決めるのです。


🧠 設計意図の翻訳術:Before / After のストーリーで語れ

評価されるポートフォリオには、「設計前と設計後の変化」がストーリーとして書かれています。

以下のようなフォーマットが効果的です。

📌 英語テンプレ:

Before: Users struggled with [specific problem], leading to [consequence or inefficiency].  
After: I redesigned the UI to [design strategy], resulting in [improvement or user benefit].

🧠 例:

Before: Users had difficulty tracking shipment statuses across departments due to scattered screens.  
After: I designed a centralized status board with color-coded indicators and filters, reducing search time by 60%.
Before: Field operators on tablets experienced frequent input errors in high-glare environments.  
After: I adjusted UI contrast levels, increased font sizes, and implemented error-preventive input patterns.

このように、「何が問題で、どう解決したか」を可視化することで、画面キャプチャでは伝わらない“設計判断の背景”が際立ちます。


🔄 スクリーンショット+設計ノート=“語れる”ポートフォリオ

ポートフォリオには、以下のような**1ページの“設計ノート”**を添えるのがおすすめです。

📝 推奨フォーマット(1機能につき1枚):

  • Feature Name: Shipment Status Dashboard
  • User Context: Back-office logistics team
  • Problem Identified: Scattered shipment data across multiple views
  • Design Objective: Centralize critical info, enable visual prioritization
  • Design Solution: Grid-based dashboard with live status updates
  • Outcome: Reduced screen transitions, increased issue detection rate

これを英語で簡潔にまとめることで、「あ、この人は設計者としてプロセスを理解してるな」と伝わる。
実際、これを添えることでポートフォリオの印象が一段階上がるのを実感しました。


🧭 海外での「設計者評価」は“見た目”以上に“思考の証明”を重視する

WPFのように技術的自由度の高いUIフレームワークでは、設計者の力量がコードにも画面にもにじみ出ます。
しかし、評価するのはあくまで“他者”です。あなたの意図は言語化されなければ、伝わらない

英語での転職やチーム移動を目指すなら、画面だけでなく、その設計に至るまでのロジック・背景・戦略を、「翻訳」して共有する力こそが、最も差がつくポイントです。

“設計者としての価値”が伝わるレジュメとポートフォリオを仕上げるために

ここまで、英語圏でUI設計力を正当に評価してもらうための書き方・見せ方のポイントを紹介してきました。
そして最後に強調したいのは──

あなたの設計力は、”見せ方”次第で数倍の評価になる。

これは、海外キャリアを意識したときに痛感した事実です。
だからこそ、最後の「仕上げ」には時間をかけてほしい。以下にそのためのチェックリストと実用テンプレートをまとめました。


✅ 公開前チェックリスト:この7点が揃えば“設計者としての履歴書”になる

No.項目チェック内容
1設計意図の説明UIの背景や狙いを明文化しているか?
2ユーザー視点の記述誰のどんな課題を解決したかが伝わるか?
3Before/Afterのストーリー改善の結果やビフォーアフターが数字で示せているか?
4UI構造の説明Navigation/Component構成など設計的視点が盛り込まれているか?
5英語表現が自然か冗長な日本語直訳ではなく、現地感ある英語になっているか?
6スクリーンショットの配置文章と画面の関係が読みやすい構成になっているか?
7公開ツールの適正GitHub/Notion/Portfolioサイトなど目的に合った媒体を選べているか?

✍️ 英語表現テンプレート:設計ストーリーを語る基本構文5選

用途英語フレーズ説明
機能の説明This feature was designed to...設計目的の導入部として有効
課題背景The challenge was that users...Beforeの背景共有に使える
設計意図We decided to structure the UI in this way because...意思決定の根拠を説明
結果・効果As a result, we saw a...定量・定性評価を入れる
学び・応用This approach can also be applied to...再現可能性や応用力をアピール

💡 ポートフォリオに使えるツール構成例(GitHub/Notion/個人サイト向け)

目的ツール活用方法
コード公開GitHubWPFプロジェクトの構成+READMEに英語の設計ノートを添付
設計プロセス記述NotionBefore/After・設計の背景・画像+コメントで簡単にまとめられる
見せる用ポートフォリオSvelteKit / Astro / VitePress英語圏向けのデザイナー・開発者ポートフォリオに近づける構成が可能

🎁 補足Tip:NotionにまとめたUI設計資料をPDF出力して「ポートフォリオ添付資料」として送るのも◎
→ 転職活動で非常に好印象でした(実体験)


🔚 おわりに:あなたの設計は“語れる武器”になる

WPFという枯れた技術に見えて、実はUIアーキテクトとしての思考を育てられる土壌だった——
それを証明する場が、このポートフォリオであり、英語レジュメです。

これから海外で働きたい方、外資系案件に挑戦したい方にとって、
**「設計力を翻訳し、語れる状態にすること」**が最大の差別化要素になると、僕は信じています。

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