The Innovation Equation: Hobbies × Engineering = Genius

──「画面の外」にこそ、あなたのエンジニア人生を変えるヒントが落ちている──

  1. エンジニアは“机の外”で進化する
    1. ■ “趣味=ただの気晴らし”ではない世界線
    2. ■ 画面を閉じた瞬間に訪れる “Aha! モーメント”
    3. ■ 多様な経験は “技術の筋肉” を増やす
    4. ■ “ただの趣味” があなたのキャリアを伸ばす理由
    5. → 趣味は、キャリアの副業ではなく「エンジニアリングの武器」
    6. ■ 起のまとめ:エンジニアは “画面の外” で強くなる
  2. 趣味が“技術の壁”をぶち破る瞬間
  3. ■ ランニングが僕の WPF アーキテクチャを救った話
  4. ■ 海外の“趣味モンスター”たちが圧倒的に強い理由
    1. ◇ 陶芸 × UI/UX の異常な親和性
  5. ■ 趣味は「別スキル」ではなく「拡張された技術」
  6. ■ 「多様な経験を持つエンジニア」が海外で重宝される理由
  7. ■ 僕自身、趣味が増えるほどコードが“整ってきた”
  8. ■ 承のまとめ:趣味は、エンジニアにとって最強の“裏スキル”
  9. 趣味がエンジニアリングに“変換される”瞬間
  10. ■ ① 趣味は“ストック型スキル”として蓄積され、突然仕事に流れ込む
    1. ● WPF の UI レイアウトに限界を感じていた頃
  11. ■ ② 趣味は「比喩力」を鍛え、複雑な問題を“言語化”できるようにする
    1. ● 料理が趣味の先輩の“説明が神”だった話
  12. ■ ③ 趣味は「創造性のアルゴリズム」を変える
    1. ● ギター趣味の同僚は、バグの原因に“音楽的視点”で気づく
  13. ■ ④ 趣味は「視点レイヤー」を増やし、問題を“別角度”から見られるようにする
  14. ■ ⑤ 趣味がエンジニアとしての“影響力(インフルエンス)”を作る
    1. ● 理由①:雑談力が高い(これは本当にデカい)
    2. ● 理由②:信頼構築が速い
    3. ● 理由③:他のメンバーの“共通言語”になる
  15. ■ 転のまとめ:趣味はエンジニアリングに変換される“最強の通貨”
  16. 趣味を“エンジニアの武器”として育てる生き方へ
  17. ● Step1:趣味で気づいたポイントを一言メモ
  18. ● Step2:仕事で似た構造の問題を探す
  19. ● Step3:気づいたら職場で話してみる
    1. ① 構造
    2. ② 視点
    3. ③ 原則
    4. ● 写真 → UI/UX の情報設計
    5. ● 料理 → コードの設計
    6. ● ゲーム → プロジェクト設計
    7. ● 音楽 → 非同期処理の管理

エンジニアは“机の外”で進化する

海外でエンジニアとして働き始めて数年。C# WPF を中心に製品開発をしながら、“技術力”こそエンジニアの価値だと思い続けてきた僕は、ある時ふと気づくんですよね。

「あれ? 技術の勉強だけしていても、なんか伸び悩むな……」

そのモヤモヤは、海外の職場で強烈に突きつけられました。
周りの優秀なエンジニアたちは、もちろん技術も強い。でも、それだけじゃない。
みんな、仕事外の“趣味や副業やライフワーク”が、とにかくやたらレベルが高い。

・ギターがプロ級
・週末はカメラ片手に山へ
・料理が趣味で自家製ピザ窯を作った猛者
・アメフトの元選手で、チーム戦略からプロジェクトマネジメントを学んでいる人

彼らを見て思ったのは、

「あ、エンジニアって仕事“以外”がめちゃくちゃ重要なんだ。」

という事実でした。


■ “趣味=ただの気晴らし”ではない世界線

僕が最初に衝撃を受けたのは、ある同僚(フロントエンド担当)の言葉でした。

“UI のアイデアは、だいたいスケッチ中に出てくる”

え、GUI の設計って、Figma か Visual Studio の前で生まれるものじゃないの?
そう思っていた僕の常識が一瞬で吹き飛びました。

彼は週末ごとにスケッチブックを片手に街へ出て、“絵を描く”のが趣味。
でもそのスケッチの中で「こういう動きならユーザーが迷わないな」という気づきが降ってくる。
つまり、仕事の外の活動が、直接プロダクトの質に影響しているということ。

ここで僕は気づくんです。

「クリエイティビティって、机の上では育たないんだな。」


■ 画面を閉じた瞬間に訪れる “Aha! モーメント”

僕自身、海外で働くようになってから、趣味のランニングを続けるようになりました。
最初は体力づくりのつもりだったんですが、気づくとランニング中に仕事のアイデアが降りてくるようになったんですよ。

ある時は、
・2週間悩み続けた MVVM の設計で詰まっていたポイント
・どうにも腑に落ちなかったデータフロー
が、走っている最中に突然つながったことがあります。

まるでパズルのピースが勝手にハマったような、あの“カチッと感”。
エンジニアなら分かるはずです。

画面に張りついている時には絶対に出なかった答えが、離れた瞬間に生まれる。

脳の仕組みからして、集中状態(フォーカスモード)と、ぼんやりモード(デフォルト・モード・ネットワーク)の両方が必要だと言われていますが、まさにその通り。
特に海外の職場では、この“脳の切り替え”を自然に使っているエンジニアが多い。


■ 多様な経験は “技術の筋肉” を増やす

海外で働いていると、
「え、なんでそんな経験が仕事の役に立つん?」
という話がゴロゴロ出てきます。

あるバックエンドの同僚は、学生時代に心理学を専攻。
その経験を活かし、「ユーザーの行動予測」や「チームの意思決定モデル」といった、人間側の仕組みにめちゃくちゃ強い。

別の同僚は、プラモデルオタク。
組み立ての工程分析が得意で、結果として “死なないビルドパイプライン” を構築する名人に。

また、サーフィンが趣味のエンジニアは、
「自然の変化に適応する」というサーフィンのマインドが、アジャイル開発にそのまま反映されている。

つまり、

技術スキルは1つの筋肉。でも、周辺の筋肉を動かすほど、メインの筋肉も強くなる。

という話。


■ “ただの趣味” があなたのキャリアを伸ばす理由

ここで一つ、海外エンジニア生活で学んだ核心があります。

→ 趣味は、キャリアの副業ではなく「エンジニアリングの武器」

・アイデアの幅が広がる
・思考が固まらない
・新しい視点を持てる
・チームに新しい価値を持ち込める

結果として、
「この人は技術だけじゃなく、発想の引き出しが多い」
という評価につながる。

海外で働くと、これがめちゃくちゃ重視されます。
「技術力が高い人」はたくさんいる。
でも、

“技術 × それ以外の何か” を持っている人は、圧倒的に強い。


■ 起のまとめ:エンジニアは “画面の外” で強くなる

僕が海外の現場で強く感じているのは、

エンジニアとしての進化は、机の上だけでは完結しない。
趣味や副業や遊びが、あなたの技術を一段引き上げる。

という確かな実感です。

これから「承・転・結」でも書きますが、
本当に得するのは、技術を磨くことだけじゃなく、
“技術の外側を育てること” なんです。

もし今あなたが「なにか伸び悩むな」と感じているなら、
机の外に出てみるのが一番の近道かもしれません。

趣味が“技術の壁”をぶち破る瞬間

海外で働くようになって、僕が一番学んだことのひとつは、

趣味は、思っている以上に “技術の停滞” を突破する。

という事実です。

ここでは、実際に僕自身が経験した「趣味が仕事を変えた瞬間」や、海外の職場でよく見る“趣味ガチ勢エンジニア”たちの実例を紹介しながら、「なぜ趣味がエンジニアリングを加速させるのか?」を掘り下げていきます。


■ ランニングが僕の WPF アーキテクチャを救った話

前回も少し触れましたが、走っている時にアイデアが降りてくることって本当に多いんですよ。

特に海外の職場に移ってすぐの頃、
「データバインディングの構造が複雑すぎて、どうにも整理できない」という案件がありました。

・View は肥大化
・ViewModel は責務がやたら増える
・Model 層の変更が波及して UI が壊れる

そんな、**触るたびにどこかが壊れる“恐怖の構造”**になっていて、3日くらいうんうん唸っていたんです。

でも、ある朝ランニング中に突然

「あ、View をもっと“粒度”で分ければ、ViewModel の責務も整理できるじゃん…」

という発想が降りてきたんです。

当時は MVVM を“正しさ”で見ていたので、粒度を変えるという考えができていなかった。
でも、走っていると頭が“ぼんやり”モードになって、凝り固まっていた考えがほぐれるんですよね。

会社に戻って実装し直したら、あの地獄のように絡まったロジックがクリアに整理できて、チームの同僚からも、

“This is much cleaner. Nice refactor!”

と言われ、かなりの達成感があったのを覚えています。

あの時、机に張りついていたら絶対に思いつかなかった。
つまり、

趣味の「今この瞬間だけ技術を忘れる時間」が、実は技術へのブーストになる。

ということ。


■ 海外の“趣味モンスター”たちが圧倒的に強い理由

海外で働いていると、「なんでそんなことできるの…?」というレベルの趣味ガチ勢がゴロゴロしています。

そして驚くべきことに、
彼らの趣味は、ただの娯楽じゃなく“仕事の武器”になっている。

たとえば、僕のチームにいたデンマーク人のエンジニアは、休日に陶芸をしていました。

◇ 陶芸 × UI/UX の異常な親和性

陶芸って、粘土をこねて、形をつくって、焼いて…という工程なんですが、
彼いわく、

“陶芸をしていると、形を“感じる力”が上がる。
UI のバランスや配置の“気持ちよさ”に敏感になるんだ。”

これ、最初は意味不明でした。
でも実際、彼のデザインした UI は、
・触り心地がいい
・情報が自然に入ってくる
・動きに無駄がない
という“感覚的に心地いい”ものばかり。

つまり彼は、

触覚アートの感覚を、UI/UX に持ち込んでいた。

これを見て、僕は完全に価値観がひっくり返りました。


■ 趣味は「別スキル」ではなく「拡張された技術」

また別の同僚は、アマチュアミュージシャン。
毎週末ギターライブに出ていました。

でも彼のコードレビューは、驚くほど“テンポが良い”。

・余計な処理がない
・リズム感のある制御フロー
・読みやすさのビートが整っている

実際に本人が言っていました。

“Music teaches structure.
Good code also needs structure and flow.”

ミュージシャンとしての感性が、コードに反映されているんです。

ここで僕の中で明確になったのは、

趣味は「技術とは無関係」ではなく
“技術の別方向の筋肉”を鍛えている。

という事実。


■ 「多様な経験を持つエンジニア」が海外で重宝される理由

海外の企業は、履歴書の“趣味”欄を意外とよく見ます。
そして面接でもよく聞かれます。

「週末は何してる?」
「最近ハマっていることは?」

これは単なる雑談ではありません。
彼らが見ているのは、

その人の発想の幅、適応力、メンタルの柔軟性。

なぜなら、複雑な問題を解決する時、
技術力だけでは突破できないシーンが圧倒的に多いからです。

・視点を変える
・アプローチを変える
・状況に合わせて切り替える
・“そもそも論”で再構成する

これらは、
技術そのものより“生活や趣味で鍛えた感性”のほうが強く影響する。

だから、趣味を持つエンジニアは海外で重宝されます。


■ 僕自身、趣味が増えるほどコードが“整ってきた”

僕はもともと「1つのことを深掘りするタイプ」でしたが、海外に来てからは意識して趣味を広げました。

・ランニング
・簡単な料理
・スケッチ
・ブログ執筆
・写真

すると不思議なことに、

コードの構造が自然と整うようになったんです。

原因はよく分からなかったのですが、
今思うと、どの趣味にも “構造” があったんですよ。

・料理 → 手順の最適化
・スケッチ → 形の構成
・写真 → 情報の整理と視点の選択
・ランニング → リズムと持久力
・ブログ → 論理の流れと言語化力

趣味それぞれの「構造」が、結果としてコード設計に流れ込んでいたんだと思います。

つまり、

趣味 = エンジニアリングの“裏側のトレーニング”

だったということ。


■ 承のまとめ:趣味は、エンジニアにとって最強の“裏スキル”

ここまで書いてきた通り、

  • 趣味が発想の壁を破る
  • 趣味が視点を与える
  • 趣味がコードや設計の質を上げる
  • 趣味が問題解決力・柔軟性を高める
  • 趣味はその人の価値そのものになる

海外で働くほど、これが真実だと確信します。

そしてあなたもきっと、
“ただの趣味”だと思っている活動の中に、
エンジニアリングを加速させる金鉱が眠っています。

趣味がエンジニアリングに“変換される”瞬間

海外で働いていて一番驚いたのは、
趣味が仕事の能力に変換される瞬間って、本当に突然やってくる
ということです。

承のパートでは「趣味がエンジニアの能力を拡張する」という話をしましたが、
ここからはもっと踏み込んで、

趣味 → スキル
趣味 → 発想
趣味 → 問題解決能力
趣味 → 仕事への影響力

といった“変換のメカニズム”を深掘りしていきます。

そして実際に僕が海外で見た「趣味が仕事を救う事例」や、
自分自身のケース、周囲のエンジニアたちが持つ“変換スイッチ”を、
リアルなエピソードを交えて紹介していきます。


■ ① 趣味は“ストック型スキル”として蓄積され、突然仕事に流れ込む

これは僕の失敗談から始まります。

● WPF の UI レイアウトに限界を感じていた頃

ある海外プロジェクトで、
「複雑な監視システムのダッシュボードを作る」というタスクがありました。

・大量のセンサー値をリアルタイムに表示
・顧客は“直感的な操作感”を求めている
・それでいて“シンプルな画面構成”が必須
・レイアウトは動的に変わる

正直、頭を抱えました。

技術的にはできる。
でも「UIをどう構成するか」までは、当時の自分にはイメージが湧かなかった。

ところがその時、
意外な趣味が助けてくれたんです。

僕は週末、趣味でカメラを始めていて、
写真のフレーミングや構図をYouTubeで勉強していました。

その中で知ったのが、

  • 三分割法
  • 余白の活用
  • 視線誘導
  • 主要情報と副次情報の分離

という写真の“構造”の考え方。

そして突然気付いた。

「あれ?
WPF の UI も“写真の構図”と一緒じゃない?」

そこで UI を三分割に分け、
重要情報(主要値)・補助情報・操作ボタンを
“写真を構成するつもりで”配置した。

結果、クライアントからは、

“It’s surprisingly easy to read!
This dashboard feels natural.”

と高評価。
“技術”ではなく、“趣味で蓄えた構図の知識”が助けてくれた瞬間でした。

つまり、

趣味は、仕事に使える形で“ストック”され、
必要なときに自然と流れ込む。


■ ② 趣味は「比喩力」を鍛え、複雑な問題を“言語化”できるようにする

海外で働くエンジニアにとって、
コードを書く力と同じくらい重要なのが

説明する力(説明のしやすさ)

です。

複雑な技術を、非エンジニアに伝えることも多いし、
他国の同僚に言語の壁を越えて説明する場面も日常茶飯事。

この時、趣味があるエンジニアは圧倒的に強い。

● 料理が趣味の先輩の“説明が神”だった話

僕の上司に、料理が大好きなアメリカ人がいました。
彼の説明は、とにかく分かりやすかった。

ある時、非エンジニアのマネージャーが
「メモリリークって何?」と聞いた時、
彼は即座にこう言った。

“Imagine you’re cooking pasta.
You keep using pots but never wash them.
Eventually the kitchen runs out of pots — that’s a memory leak.”

もうこの説明を聞いた瞬間に、
その場の全員が理解していた。

なぜこんな説明ができるのか?
理由は簡単で、

趣味を持つ人は、複雑な概念を“身近なもの”に翻訳する力が強い。

これは海外の職場でとにかく重宝されます。


■ ③ 趣味は「創造性のアルゴリズム」を変える

海外のエンジニアはよく言います。

“Creative engineers are the best engineers.”

創造性は才能じゃない。
日常でどんな“刺激”を得ているかで決まる。

そして趣味は、
この「刺激」を与える最強のツールです。

● ギター趣味の同僚は、バグの原因に“音楽的視点”で気づく

以前、同僚のギター好きエンジニアが
難解な非同期処理のバグを一瞬で見抜いたことがあります。

普通のエンジニアならロジックを丹念に追っていくところを、
彼はコード全体を見て、こう言いました。

“This flow feels off-beat.”

つまり「テンポがズレてる」と。

実際その箇所には、
非同期イベントの発火が想定より遅れる条件分岐があった。

彼の頭の中では、
コード → リズム
処理の流れ → ビート
非同期のズレ → テンポの乱れ

と変換されていた。

これこそ、

趣味が思考アルゴリズムそのものを変え、問題を違う角度から見せてくれる例。


■ ④ 趣味は「視点レイヤー」を増やし、問題を“別角度”から見られるようにする

僕が海外に来て痛感したのは、

視点の数が多いエンジニアは、問題が起きても折れない。

ということ。

日本で働いていた頃の僕は、
「正解のルートで解く」ことに慣れすぎていた。
ルートが見えないと不安になっていた。

でも海外のエンジニアは、
迂回するのが上手い。

たとえば、趣味で園芸をやっている同僚は、
いつもこう言います。

“If you can’t grow it here, change the soil.”

これはコードにも同じことが言える。

  • 変数が複雑 → 責務の“土壌”変えればいい
  • 状態管理が暴走 → 構造を植え替えればいい
  • UI が煩雑 → レイアウトの土壌を変える

こういう“視点の移動”が、とにかく自然なんです。

趣味が多い人間は、
問題を“ひとつの角度”でしか見ない、ということがない。

これは海外で確実に評価される能力です。


■ ⑤ 趣味がエンジニアとしての“影響力(インフルエンス)”を作る

意外すぎるかもしれませんが、
海外では“趣味の強さ”が、チームでの影響力につながることがあります。

● 理由①:雑談力が高い(これは本当にデカい)

海外の職場では雑談が重要です。
雑談ができる → チームに溶け込みやすい
溶けこむ → 仕事を任される
任される → 成長機会が増える

趣味があると、話題が無限に出てきます。

● 理由②:信頼構築が速い

趣味は人格の“見える化”でもあります。
技術だけの人より、
趣味で語れる人のほうが人間として魅力がある。

● 理由③:他のメンバーの“共通言語”になる

ギターでも、ゲームでも、写真でも、
趣味がチームの1つの文化になることがある。

これ、海外企業では普通です。


■ 転のまとめ:趣味はエンジニアリングに変換される“最強の通貨”

ここまで紹介したように、

  • 趣味はスキルに変換される
  • 趣味は説明力を高める
  • 趣味は問題解決の思考を変える
  • 趣味は視点を増やす
  • 趣味は影響力を生む

つまり、

趣味 = 思考の土壌を豊かにし、
エンジニアリングへ変換される“最強の通貨”である。

そして、この“通貨”は、
あなたが思っている以上に価値がある。

趣味を“エンジニアの武器”として育てる生き方へ

ここまで、趣味がどれだけエンジニアの視点を広げ、
実力の底上げをし、海外での働き方を変えるのかを話してきました。

でも一番大切なのは、
「じゃあ、明日から何をすればいいの?」
という部分。

ここでは、あなたの hobby を
“仕事の能力”に変換するための具体的なステップと、
海外で働くエンジニアとしての思考のまとめを、
僕の実体験をベースに書いていきます。


■ ① 趣味を「ただのリフレッシュ」で終わらせないコツ

趣味を仕事に生かす、と聞くと
「じゃあ意識して取り組まなきゃいけないの?」
と思うかもしれません。

でも、違います。

実際のところ、

「趣味から得た感覚」を、ほんの少しだけ仕事に持ち込むだけで十分

です。

例えば僕の場合、
カメラで学んだ“構図の感覚”を WPF の UI につなげたように、
趣味の“視点”を仕事の場で再利用するだけ。

いきなり「趣味を仕事に活かそう!」と意気込むと疲れますが、
ゆるく、自然に、気付いたら応用していた、くらいでちょうどいい。

大事なのは「結びつきを意識する習慣」。

以下の3ステップだけでも効果は絶大です。


● Step1:趣味で気づいたポイントを一言メモ

・写真なら「余白って大事」
・料理なら「味は段階的に重なる」
・ギターなら「テンポの揺れが全体を壊す」
・登山なら「ゴールは分解すると見える」

こういう“気付き”は、必ず仕事に転用できます。


● Step2:仕事で似た構造の問題を探す

趣味 → 構造
仕事 → 構造

この2つは必ずどこかで接続できます。

たとえば…

  • 写真の「視線誘導」 → UI の情報設計
  • 料理の「下ごしらえ」 → コードの初期化処理
  • ゲームの「ステージ設計」 → フロントの画面遷移
  • 園芸の「手入れ」 → レガシーコード改善

構造をつかむと、一気に応用力が跳ね上がります。


● Step3:気づいたら職場で話してみる

海外のエンジニアは、
日常的に趣味の例え話を使って説明します。

僕も会議で UI の説明をするときに、

“Think of this layout like a photo composition…”

と言っただけで、
非エンジニアのメンバーにも通じて、
一瞬で理解してもらえたことが何度もあります。

説明時の「比喩力」は、思っている以上に価値がある。


■ ② 趣味を“スキル化”するための3つの観察ポイント

どんな趣味でも、
次の3つを意識するだけで、仕事に変換できる“スキル”になります。


① 構造

(例:写真 → 構図、料理 → 手順、ギター → リズム)


② 視点

(例:俯瞰で見る、細部を見る、流れで見る)


③ 原則

(例:料理の「味は重なる」、登山の「ペース管理」、写真の「要素は少ないほど伝わる」)


この3つを抽出できるようになると、
どんな趣味も「エンジニアのスキルパック」になります。

海外のエンジニアはここがとにかく上手い。
なので趣味の幅が広いほど、
“問題解決のアルゴリズム”がどんどん増えていきます。


■ ③ 海外で働くなら、趣味は“自己紹介の武器”になる

日本では自己紹介=職種・経歴になりがちですが、
海外ではむしろ

「自分の趣味 × 人柄」

の方が重視されることが多いです。

例えば…

  • クライミングが趣味 → 忍耐強い
  • 写真が趣味 → 観察力がある
  • 料理が趣味 → 手順構築が得意
  • 音楽が趣味 → 構造・リズムに敏感
  • DIYが趣味 → 問題解決力が高い

こういうところを見られます。

なので、
海外でエンジニアとして働くあなたにとって、
趣味は “人としての魅力を伝えるツール” にもなる。

これが影響力につながるのは、
転のパートでも話した通りです。


■ ④ 「趣味がない」人へ:実は“選ぶ必要はない”

よく、

「趣味がないので困っています」

と言う人がいますが、
これは誤解で、

趣味は“宣言するもの”ではなく、“続けた結果できるもの” です。

僕は写真を始めたとき、
ただの散歩にカメラを持っていっただけでした。

でも続けてみると、
世界の見え方が変わり、
それがそのまま UI の設計に役立った。

趣味は「始める」のではなく、
「続けた結果、気付いたら趣味になっている」だけ。

なので今日からできる一番いいことは、

“好きかもしれないものを、小さく試す”

だけです。


■ ⑤ 明日から試せる「趣味 → 仕事変換」の具体例

すぐに取り入れられる、簡単な変換例をまとめます。


● 写真 → UI/UX の情報設計

  • 三分割法 → 情報の整理
  • 余白 → 見やすさ
  • 色の統一 → UI のテーマ化

● 料理 → コードの設計

  • 仕込み(前処理) → 初期化処理の整理
  • 香りづけ → 小さな機能の追加
  • 焦げ付き → リファクタリングの必要性

● ゲーム → プロジェクト設計

  • ステージ進行 → 開発フェーズの区切り
  • ボス戦 → リリース前の負荷テスト
  • タイムアタック → パフォーマンス最適化

● 音楽 → 非同期処理の管理

  • テンポ → 処理スピード
  • 不協和音 → バグ
  • ハーモニー → コンポーネントの整合性

どれも、
趣味の中にすでにある“感覚”を取り出して使うだけです。


■ ⑥ 結論:趣味は、エンジニアとしての人生を豊かにする“第二のエンジン”

あなたが持つ趣味は、
思っている以上に価値があります。

なぜなら、趣味は——

  • スキルを拡張し
  • 思考を柔軟にし
  • 説明力を高め
  • 問題解決を助け
  • 影響力につながり
  • 海外での働き方を有利にし
  • 人生そのものを豊かにする

からです。

最後に、僕の好きな言葉を。

“The more diverse you are, the more innovative you become.”
—— 多様であるほど、人は創造的になる。

まさにその通りで、
趣味が多様であるほど、
エンジニアとしての発想は広がり続けます。


■ まとめ:今日からできるアクション

  • 気になる趣味を1つ、小さく試す
  • 得た気付きをメモしておく
  • 仕事の構造と重ねてみる
  • 説明のときに比喩として使ってみる
  • 趣味を“自分の武器”として育てる

これだけで、
今後のキャリアは必ず変わります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました