**My Breakthrough: The Automated Japanese Bug Workflow

——日本人エンジニアが海外で戦うための「自動化」という武器**

  1. カオスの中で気づいた、“手作業の限界”
    1. ■ バグが“迷子”になる
    2. ■ バグの再現に時間がかかりすぎる
    3. ■ 日本語の“行間”が海外チームに伝わらない
    4. ■ 僕の1日は翻訳家 兼 チケット整理屋になっていた
  2. ■ そして訪れた “A-Ha! モーメント”
  3. ■ 最初の“泥臭い”プロトタイプ
  4. ■ 日本語バグを“自動で整えて流す”という発想
  5. ■ 導入部のまとめ
  6. 混沌から形へ——自動化ワークフロー誕生の裏側
  7. サブタイトル:泥臭い試作の日々と、意外なブレイクスルーたち
  8. ■ 1. とにかく動けばOKなフェーズ:ゴリ押しでも作る
  9. ■ 2. 精度爆上げのヒントは“ユーザーのクセ”だった
  10. ■ 3. Routing(振り分け)を賢くした瞬間、チームが回り始めた
    1. ▼ Routing を賢くしたポイント
  11. ■ 4. Localized Context(日本の文脈)を添える意味
  12. ■ 5. チーム全体が“日本語バグを恐れなくなった”瞬間
  13. ■ まとめ:混沌を整理すると、チームが強くなる
  14. 海外チームが“自走し始めた瞬間”
  15. ■ 海外チームの Slack が突然静かになった日
  16. ■ 「理解の壁」が崩れたことで、議論の質が変わった
  17. ■ “説明コスト”がゼロになったことで生まれた自由
    1. ・僕が説明する前に
    2. ・僕が分類する前に
    3. ・僕が判断する前に
  18. ■ メンバー間の摩擦が消えるという意外な副産物
  19. ■ そして訪れた “日本語担当からの卒業”
  20. ■ 自分の価値が“通訳”から“仕組みを作る人”へ
  21. ■ 導入の成果は、数字以上に“文化”を変えた
  22. ■ そして、この変化は僕自身のキャリアにも波及する
  23. 海外で戦う日本人エンジニアの「未来を変える」武器としての自動化
  24. サブタイトル:自分の時間を取り戻し、価値ある仕事に集中するために
  25. ■ 1. 自分の時間とチームの時間が何倍にも増えて返ってきた
  26. ■ 2. 僕自身の評価が明確に変わった
  27. ■ 3. 何より、自分のストレスが激減した
  28. ■ 4. 僕が最後に痛感したこと:「海外で戦う日本人エンジニアこそ自動化を武器にすべき」
  29. ■ 5. 読者へのメッセージ:あなたの“作業”は、仕組み化できる
  30. ■ 6. 自動化は「効率化」ではなく「未来の投資」
  31. ■ 7. 未来は仕組みでつくれる
  32. ■ 結論:自動化は、海外で働くあなたの最強の武器になる
  33. ■ 最後のメッセージ

カオスの中で気づいた、“手作業の限界”

海外で働き始めてしばらく経った頃、僕はあることで毎日軽く絶望していました。
それが 日本語由来のバグ対応の混沌です。

日本のクライアント向けに開発していたシステム――
仕様書は日本語、UIテキストは日本語、データも日本語、クレームも日本語。
でも扱うのは海外の開発チーム。
当然、多くのエンジニアは日本語が読めません。

すると何が起きるか?


■ バグが“迷子”になる

日本語テキストが原因のバグが発生すると、
チームメンバーはまずこう言います。

“Hey, can you check this? I have no idea what it says.”

僕にチケットが全部飛んでくる。
毎日 Slack の通知は “@hiro can you check?” のオンパレード。
気づけば、本来の開発タスクより翻訳作業のほうが時間を奪っていたんです。


■ バグの再現に時間がかかりすぎる

たとえば UI 表示崩れ。
原因は「特定の日本語文字が幅を超えていた」という単純なものでも、
英語チーム側からすると

  • そもそもその日本語が読めない
  • どんな意味なのかもわからない
  • どこまでが正常で、どこからが異常なのか判断できない

つまり、「再現できない」から手が止まる。


■ 日本語の“行間”が海外チームに伝わらない

日本語には独特の曖昧さがあります。

「だいたいこのあたりで」
「この場合はちょっと違う挙動をします」
「ユーザーによっては使わない想定です」

こういった曖昧なニュアンスは
英語にするとほぼ間違いなく誤解されます。
結果、仕様バグが仕様バグを呼び、
チケットは肥大化し、
プロジェクトはカオス化していく。


■ 僕の1日は翻訳家 兼 チケット整理屋になっていた

気づけば、僕の1日の流れはこんな感じでした。

  1. 日本語チケットを読み解く
  2. 原因を推測する
  3. 英語に翻訳してチームに投げる
  4. 返ってきた質問をまた翻訳する
  5. 仕様のグレー部分を説明する
  6. さらに質問が返ってくる
  7. また翻訳する…

開発者じゃなくて 完全に“インタープリター(通訳)” です。

正直、心が折れそうでした。


■ そして訪れた “A-Ha! モーメント”

そんなある日、
僕の中で雷に撃たれたように気づいた瞬間がありました。

「これ、人間がやる作業じゃない。自動化できるだろ。」

なぜ今まで気づかなかったんだろう?
毎日同じような手作業を繰り返して、
頭の中で「なんとなくできるし…」と思っていた。

でも、よく考えると…

  • 日本語→英語の翻訳
  • UIの文言抽出
  • 表示幅のチェック
  • チケットのカテゴリ分類
  • 担当者のルーティング

これ全部、ロジック化すれば自動化できる作業だったんです。

その瞬間、僕の中で
「道が開けた」という感覚が湧きました。


■ 最初の“泥臭い”プロトタイプ

でも、気づいた瞬間にすべてがうまくいくわけではありません。
最初のプロトタイプは、正直めちゃくちゃでした。

C# のスクリプトで
日本語テキストを雑に抽出して
翻訳 API を叩いて
適当に JSON で返して
Excel に貼って確認する…

コードはスパゲッティ。
ログは出まくる。
翻訳は微妙。
ルーティング精度はゴミ。

でも、それでも 手作業より数倍速かった

「これはいける」
そう確信した瞬間でした。


■ 日本語バグを“自動で整えて流す”という発想

僕が目指したのは、
人間の翻訳者を置き換えるのではなく、

海外メンバーが“日本語を気にせずバグを処理できる環境”を作ること。

そのためのキーとなったのが
以下の3つの原則でした。

  1. Proactive Identification(先回り検知)
     異常な日本語や怪しい UI を自動で検知する
  2. Intelligent Routing(賢い振り分け)
     翻訳・分類・担当者割り当てを自動化する
  3. Localized Context(日本固有の文脈付与)
     日本語特有の「行間」「慣習」もメモ化して渡す

特に“Localized Context”は海外チームにとって革命的で、
「なんで日本のユーザーはここをクリックしないんだ?」
「なんでこの言葉をこう解釈するんだ?」
といった文化差の部分が一気に理解されるようになりました。


■ 導入部のまとめ

僕が直面していたのは
「日本語」という特殊仕様のせいで、
海外エンジニアが“情報の壁”に阻まれ、
プロジェクトがスムーズに進まなくなるという問題。

でも、ある瞬間
“これは自動化できる”
と気づいたことで、
すべてが変わり始めました。

次の「承」では、
このカオスな状況からどうやって
本格的な自動化ワークフローを作っていったのか、
その泥臭い試行錯誤と発見を深掘りしていきます。

混沌から形へ——自動化ワークフロー誕生の裏側

サブタイトル:泥臭い試作の日々と、意外なブレイクスルーたち

正直、最初に「これ自動化できる」とひらめいた瞬間はテンションが上がったけど、そこからが本当にしんどかった。
だって最初のプロトタイプは、完全に “深夜テンションで作った謎スクリプト” そのもの。

でも、ここからが面白いんだよね。
混沌の中から“使える仕組み”に変わっていくプロセスって、後から振り返ると…けっこうドラマがある。


■ 1. とにかく動けばOKなフェーズ:ゴリ押しでも作る

最初はもう、手動作業をそのままコードにしていくスタイル。

  • UI テキストを吸い上げる
  • 日本語の文法的な異常をざっくり検出
  • 翻訳 API に投げて英語にする
  • Excel に結果を放り込む
  • バグの種類を判定して担当者を振り分ける

この5ステップを半自動で繋いだだけなのに、それだけで自分の作業時間が 3割くらい消えた
「何これ、早っ…!」って、正直ちょっと笑った。

もちろん、精度は悪い。
翻訳も変な英語になるし、UIも全文一致じゃなくて部分一致で引っかかったりして、
「全然関係ないところ変えるな!」と怒られることもあった。

でもさ、ここがポイントで——

雑でも“動くプロトタイプ”があると、改善できる場所が見える。

これって開発の鉄則だよね。
完璧を目指して動かないのが一番ダメ。


■ 2. 精度爆上げのヒントは“ユーザーのクセ”だった

この自動化で一番困ったのが「日本語の曖昧さ」。
これを AI やロジックでどう扱うかは、かなり悩んだ。

例えば、

  • 「一部のユーザーは使わない想定」
  • 「基本的には〜」
  • 「特殊ケースでは〜」

こういう曖昧表現って、英語にすると途端に“バグ”扱いになる。

そこで思いついたのが、
過去のバグデータを “クセごと” 分析すること。

ユーザーがよくやる行動パターン

よく起きる誤解

それに紐づくバグや仕様

これを紐づけていくと、面白いぐらい同じパターンが現れた。

例えば、

  • 「文言が長すぎて UI 崩れ」系
  • 「漢字の意味が伝わらず誤動作」系
  • 「“基本”や“場合によっては”の行間の誤読」系

こういうパターン化された“クセ”をルールとして追加すると、
翻訳も分類も精度が一気に上がった。

つまり…

日本語の曖昧さは、人間が曖昧なのではなく、パターンとして曖昧だっただけ。

これに気づいたのは、わりと大きなブレイクスルーだった。


■ 3. Routing(振り分け)を賢くした瞬間、チームが回り始めた

自動化で一番大事なのって、実は翻訳じゃなくて Routing(振り分け) なんだよね。

チームには、それぞれ得意分野がある。
UI の人、バックエンドの人、データ周りの人、ローカライズ強めの人。

でも手作業だと、全部僕に来て、そこから手動で割り振る。
これがしんどかった。

だから Routing ロジックを強化した。

▼ Routing を賢くしたポイント

  • バグから主要キーワードを抽出
  • そのキーワードを担当者の専門領域とマッチング
  • 細かい “例外ルール” を追加
  • 過去のバグ履歴から担当者ごとの“得意”を学習

この仕組みを入れた瞬間、
Slack が静かになった(笑)

「お、今日は日本語チケットの通知来ないな…?」
そう思ったら、全部自動で各担当に割り振られてる。

その時、マジで感動した。

「あ、これもう“仕組み”として動いてる。」

この気持ちは、たぶん海外で働く日本人エンジニアならわかるはず。


■ 4. Localized Context(日本の文脈)を添える意味

これも大きかった。

最初は「翻訳さえできれば十分」って思ってたけど、
英語圏のエンジニアからしたら、
翻訳より 日本文化の背景 のほうが重要なんだよね。

例えば、

  • 日本のユーザーは説明文を読まない
  • 「確認」ボタンと「登録」ボタンの違い
  • 年号表記の扱い
  • 全角・半角の感覚
  • “丁寧”と“断定”の行間

こういう“文化の文脈”をメモとして添えると、
海外メンバーが仕様の意図を理解できるようになって、
無駄な質問が激減した。

翻訳 + 日本の文脈
このセットがめちゃくちゃ効いた。


■ 5. チーム全体が“日本語バグを恐れなくなった”瞬間

これが一番うれしかった。
以前は、日本語絡みのチケットは完全に「嫌われ案件」だった。

  • “I can’t read Japanese…”
  • “Can someone else take this?”
  • “Ask hiro.”

という感じで、僕の元に全部来る(笑)

でも自動化ワークフローが動き始めると、
逆にチームが積極的に取りに行くようになった。

“The system already gives me context, I can handle it.”
“Oh this one is UI width again, I got it.”

まるで世界が変わったみたいだった。


■ まとめ:混沌を整理すると、チームが強くなる

このフェーズで学んだのは、

  • プロトタイプは汚くてOK
  • データは“クセ”を持っている
  • 振り分け(Routing)が一番価値を生む
  • 日本語の背景こそ最大の情報資源

ということ。

そして何より——

自動化は、人を自由にする。

僕自身、翻訳作業から解放されて、
本来やるべき“開発”に集中できるようになった。
チームも「日本語バグ」という壁を越えられた。

次の「転」では、
このワークフローがどのようにチームの働き方や
プロジェクト構造を変えていったか、
意外と大きかった“副作用”も含めて語っていきます。

海外チームが“自走し始めた瞬間”

——自動化がもたらした予想外の変化**

自動化ワークフローが形になり始めた頃、僕は正直「便利になるだろう」くらいにしか考えていませんでした。
でも、いざチームに導入してみると、予想を大きく超える“質的変化”が起こったんです。

これは、僕にとって海外エンジニア人生の中でも特に強く印象に残っている転換点でした。


■ 海外チームの Slack が突然静かになった日

ある日の朝、いつもどおり Slack を開いた僕は違和感に気づきました。

「あれ…? mentions が少ない。」

普段は “@hiro can you check this Japanese issue?” が
何十件も飛んでくるのが日常でした。
でも、その日はたったの3件。

最初はサーバー障害かバグだと思いました。
しかし、そうではなかった。

日本語関連チケットがすでに自動分類・翻訳され、
担当者に割り振られ、内容も整理されていたのです。

海外メンバーは翻訳済みのチケットを受け取り、
そのまま作業を始めていた。

“Japanese issue” が “normal issue” に変わった瞬間でした。


■ 「理解の壁」が崩れたことで、議論の質が変わった

導入前は、議論の半分がこうでした:

  • 「この日本語は何と言う意味?」
  • 「この表示は正常?異常?」
  • 「日本のユーザーは本当にこうクリックするの?」

つまり 言語の壁を乗り越えるだけでエネルギーを消耗していた

でも、自動化されたワークフローでは
各チケットに以下がつくようになっていました。

  • 日本語テキストの意味(意訳・説明つき)
  • UI スクリーンショットに自動で枠線を引いた注釈
  • 行間にある「日本的ニュアンス」の注記
  • 過去の類似事例への自動リンク
  • 発生頻度と優先度の推定

海外メンバーはそれを見て言いました。

“Oh, this feels like a normal English ticket now.”

議論は一気に深いレイヤーへ進みました。

  • UX の改善
  • コードの最適化
  • 日本市場の特性に合わせたアプローチ

気づけば、日本語が障害だったチームが、日本市場に対してより賢く議論できるチームへ変わっていたんです。


■ “説明コスト”がゼロになったことで生まれた自由

これまで僕は
「日本語が原因で止まる全てのタスクの窓口」
になっていました。

でも、自動化が進むと…

・僕が説明する前に

 自動化ワークフローが“必要な説明”をしてくれる。

・僕が分類する前に

 AI が“問題の種類”を振り分けてくれる。

・僕が判断する前に

 ルールベースが“優先度”を算定してくれる。

これにより、僕の時間とエネルギーが
丸ごと戻ってきたようでした。

そして、その空いたリソースで
「本来のエンジニアとしての仕事」に集中できるようになった。

  • UI パフォーマンスの改善
  • 低レイヤーのメモリ管理の最適化
  • 新機能のアーキテクチャ設計
  • チーム全体の技術戦略の提案

僕はようやく “エンジニアに戻れた” んです。


■ メンバー間の摩擦が消えるという意外な副産物

導入前は、日本語バージョン関連でちょっとした摩擦がありました。
誰も悪くないんだけど、こういう空気があったんです。

  • 「日本語のせいでタスクが止まる」
  • 「日本語の問題は日本人が全部見るべき」
  • 「英語で説明されないと作業できない」

でも、ワークフロー導入後は空気が変わった。

ある海外メンバーがこう言いました:

“I finally understand why Japanese UI needs special handling.
The context notes help a lot.”

別のメンバーは:

“The system routes everything so clearly.
I feel like I can own Japanese tasks too.”

摩擦が理解に変わり、
依存が自走に変わり、
「お願いされる側」から「共に作る側」へと関係が変わっていった。

これが大きかった。


■ そして訪れた “日本語担当からの卒業”

当初、僕はチーム内で
“Japanese guy(日本語担当)”
というアイデンティティが強かった。

でもある日、リードエンジニアからこんな言葉をもらいました。

“Hiro, you’re no longer the guy we ask about Japanese issues.
You’re the guy who solved Japanese issues.”

この言葉は今でもよく覚えています。


■ 自分の価値が“通訳”から“仕組みを作る人”へ

海外で働く日本人エンジニアは、
どうしても最初は “Language bridge(言語の橋渡し役)” を求められがちです。

でも、その役割にずっと留まってしまうと成長の幅が狭くなる。
僕も以前はそこから抜け出せなくて悩んでいました。

しかし、自動化ワークフローを作ったことで

僕の価値は「翻訳の人」→「改善と仕組み化の人」へと変わった。

これは海外で働く上でとても大きな意味がありました。


■ 導入の成果は、数字以上に“文化”を変えた

もちろん数値的にも効果はありました。

  • 日本語関連の問い合わせ:70%以上減少
  • UI バグ発見速度:3倍以上に向上
  • チケット処理スピード:平均1.8倍
  • 日本語関連タスクの海外メンバー参加率:大幅向上

でも、僕が一番価値を感じたのはここでした。

“日本語”という壁がチームの障害ではなく、
チームの強みに変わった。


■ そして、この変化は僕自身のキャリアにも波及する

後で気づいたのですが、このワークフロー構築をきっかけに
僕は次のような重要な機会を得ることになります。

  • プロジェクト横断の改善提案の役割
  • プロセス改善チームへの参加
  • アーキテクチャレビューへの招待
  • マネージャーからの信頼の獲得
  • ビジネス側との会話増加

つまり “仕組みを作れる人” は
海外では非常に評価されやすい。

この転換点が、
僕のエンジニア人生を次のフェーズへ押し上げてくれました。

海外で戦う日本人エンジニアの「未来を変える」武器としての自動化

サブタイトル:自分の時間を取り戻し、価値ある仕事に集中するために

C# WPF を扱うエンジニアとして海外で働いてきて、
僕が最後に強く実感したことがあります。

それは、

自分の価値を“作業量”ではなく“仕組みづくり”で示せるようになると、キャリアの景色が一気に変わる

ということです。

ここでは、僕が
「日本語バグの自動化ワークフロー」
をつくり上げていく中で得た学びと、
それがどんな“未来”につながったのかを共有します。


■ 1. 自分の時間とチームの時間が何倍にも増えて返ってきた

自動化を導入して最初に変わったのは、
僕の時間が圧倒的に増えたことでした。

翻訳
UIチェック
分類
担当者振り分け
仕様の行間説明…

これらが自動化されると、
以前のように細かい作業に追われることがなくなりました。

結果的に、

  • コードを書ける時間が増える
  • 設計に集中できる
  • チーム全体の生産性が上がる

つまり「僕ひとりが楽になる」というレベルではなく、
チーム全体のスループットが底上げされたんです。

特に海外チームからはこんな声も多く上がりました。

“We can finally understand Japanese bugs!”
“This makes everything so much easier.”

日本語の壁がなくなる。
これは、想像以上に価値のあることでした。


■ 2. 僕自身の評価が明確に変わった

僕はもともと「日本語バグの翻訳屋」になっていたわけですが、
このワークフロー導入後、評価の軸が完全に変わりました。

単なる翻訳係ではなく、
チームのボトルネックを構造的に解消する存在
として認識されるようになったんです。

マネージャーからは

“You’re not just a developer. You’re enabling the whole team.”

と言われたこともありました。

さらに、

  • システム設計への発言力が上がり
  • プロジェクトの方向性にも関われるようになり
  • 海外チームからの信頼も大幅アップ

完全に“戦い方が変わった”感覚でした。


■ 3. 何より、自分のストレスが激減した

実はこれが一番大きい。

以前の僕は、

  • 誰かの代わりに翻訳
  • 毎日大量に飛んでくる質問
  • 日本語UIのバグで止まる進行
  • 仕様の曖昧さが原因で起こる誤解
  • タスクが終わらず残業続き

こんな日々に疲れていました。

だけど、自動化を導入すると、

  • チケットは自動で整理されて
  • 開発は自然に流れ始めて
  • 僕は本来のエンジニア業に集中できて
  • 余計なストレスが全部消える

まるで、ノイズが消えて視界がクリアになる感じでした。

「あ、これが“問題が消える”という感覚か」と
初めて体感した瞬間でした。


■ 4. 僕が最後に痛感したこと:「海外で戦う日本人エンジニアこそ自動化を武器にすべき」

海外の現場にいると、
どうしても「日本語係」になりがちです。

  • 日本の顧客文書
  • 日本語の仕様書
  • 日本語UI
  • 日本文化の行間
  • 日本の商習慣

これらは海外チームには理解しようがありません。
だから僕たち日本人エンジニアに負担が集中します。

でもその負担、実は

自動化で丸ごと仕組み化できる

んです。

翻訳
UI解析
文脈説明
仕様の行間補完
分類
担当者ルーティング

これらは「手で頑張る」時代ではありません。
僕がその事実に気づいたとき、
キャリアのフェーズが一気に変わりました。


■ 5. 読者へのメッセージ:あなたの“作業”は、仕組み化できる

もし今あなたが、

  • 日本語関連で海外チームのボトルネックになっている
  • 日本語UIや仕様のバグに毎日追われている
  • チケット整理が大変で本業に手が回らない
  • 通訳係になってコードを書く時間がない
  • 日本語特有の行間が原因でトラブルが続いている

そんな状況にあるなら、僕は断言できます。

あなたの仕事は必ず仕組み化できる。
それができた瞬間、あなたの時間は何倍にも増える。

仕組み化とは、
自分の価値を「作業量」ではなく「仕組み」に変換すること。

これこそ、
海外で働く日本人エンジニアが最も身につけるべき
“キャリアの武器”なんです。


■ 6. 自動化は「効率化」ではなく「未来の投資」

僕が学んだ一番大きな教訓はこれです。

自動化とは未来に時間を増やす行為であり、最初の投資が最大のリターンになる。

10時間かけて作った自動化が
1日1時間の削減につながるなら
10日でペイできます。

1年続ければ

365時間(約45日)が戻ってくる。

その45日を

  • 新しい技術習得
  • 設計力の強化
  • キャリアアップ
  • 資格や語学の勉強
  • 自分のプロジェクト

に使えたらどうなるでしょう?

人生が変わるレベルの差になります。

実際に僕は、
自動化によって生まれた時間で
新しい技術を学ぶ余裕が生まれ、
海外チームでアーキテクト寄りの仕事にも関われるようになりました。


■ 7. 未来は仕組みでつくれる

最後に、僕が心から実感していることを一つ。

未来は努力ではなく“仕組み”で変えられる。

海外で働けば働くほど、
作業量で勝負するのは不利だと痛感します。
文化や言語が違う中では、
自分ひとりの頑張りで解決できることは限られています。

でも、仕組みをつくれば違う。

  • 人が休んでも動き続ける
  • 言語の壁を越えて情報が流れる
  • チームがスムーズに動く
  • 自分がいなくてもプロジェクトが進む
  • 自分の価値が体系化される

これが、仕組みの力です。


■ 結論:自動化は、海外で働くあなたの最強の武器になる

僕が日本語バグの自動化ワークフローをつくったことで得たものは、
単なる効率化ではありませんでした。

  • 時間
  • 集中力
  • 評価
  • 信頼
  • キャリア
  • 心の余裕

すべてが大きく変わりました。

そして何より、
「海外で日本語係として疲弊する日本人エンジニア」
という構図そのものを変えられると感じたんです。

この仕組みをつくれたのは、
僕が日本人で、日本語を理解し、
その“壁”をどう乗り越えるべきか
一番近くで感じていたからこそ。

だからこそ、この経験は
あなたにも必ず応用できます。


■ 最後のメッセージ

もしあなたが今
“翻訳係”や“整理係”になっているなら、
それはあなたの責任ではありません。
その現場の構造を、
自分の力で“仕組み化できるチャンスがある”ということです。

ぜひ、あなた自身の「自動化革命」を起こしてみてください。

あなたの未来は、仕組みで大きく変えられます。

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