- 「スピード・ネットワーキング? あれは内向型の地獄です。」
- 内向型エンジニアが“動き始めた瞬間”
- ― サブタイトル:
- ■ 1. “これではダメだ”と気づかされた、たった一つの出来事
- **社外に出ていない=情報が全く入ってこない。
- ■ 2. そこで気付く。「海外は“繋がり前提”社会だった」
- 「誰と繋がっているか」がそのまま“実力の一部”として扱われる文化。
- ■ 3. 内向型の自分が理解した「イベントは外向型が設計している」事実
- **「Networking events are designed by extroverts, for extroverts.」
- 私が辛いのは能力不足ではなく、「設計思想の問題」だった。
- ■ 4. 「苦手なままでいい。でも、戦い方は変えよう」と決めた日
- “内向型のままで勝てるやり方に変えればいい”
- ■ 5. まずは“イベントの選び方”を変えた
- 「小規模・テーマ特化型のミートアップ」
- ■ 6. 会話が苦手なら「質問テンプレ」を準備すれば良い
- ■ 7. 「無理に盛り上がらない」と決めたら楽になった
- **無理にテンションを上げなくていい。
- ■ 8. “1人だけ”深く繋がれば十分
- 内向型は、派手に繋がらないだけで、深い繋がりを作るのが上手い。
- ■ 9. 「動き始めると、世界の見え方が変わる」
- ネットワーキングが“仕事の延長”ではなく、“学びの場”に変わった。
- 内向型でも“勝てる”ネットワーク戦術
- ― サブタイトル:
- ■ 1. ネットワーキングは「量」ではなく「質」で勝つ
- 内向型が勝つには「少人数・深い関係」に全振りするのが最強。
- 自分の強みで勝負できる場所が、ようやく見つかった。
- ■ 2. まずは「小規模・専門特化」イベント一点突破が正解
- 「小規模イベントしか行かない」
- 話す内容が技術中心になると、緊張が一気に消える。
- ■ 3. 会話を支える「テンプレ質問3つ」で十分戦える
- ★最重要ポイント
- ■ 4. 会話の目的は「相手の理解」ではなく「興味の接点」を見つけること
- 「興味が重なるかどうか」だけが重要。
- ■ 5. 内向型は「少数の味方」を作ると一気に強くなる
- 「1人だけ、深く話せる相手を見つける」
- 内向型の成功は、「広さ」ではなく「深さ」で決まる。
- ■ 6. オンラインコミュニティを活用すると“現場戦”が不要になる
- オンライン → リアルの順で関係を作ると、緊張が激減する。
- ■ 7. 「内向型」であることが強みに変わる瞬間
- ■ 8. そして私は「ネットワーキングの成功」をこう再定義した
- 「1人、心から話せる人を見つけること」
- 「その人と長く繋がること」
- 「学びが1つ増えれば成功」
- 静かなつながりが、キャリアを思わぬ方向へ押し広げる**
- 1. 小さな行動が、大きな成果に変わる瞬間
- 2. 内向的なエンジニアの強みは、外向的な人の逆を行く
- 3. “静かに信頼を積む”ことが、結果的にもっとも速いキャリア戦略になる
- 4. ネットワーキングは「数」ではなく「質」でいい
- 5. 最後に、今日からできる“内向型ネットワーキング術”
- 結論:内向型のままでいい。そのままが、海外キャリアの最大の武器になる
「スピード・ネットワーキング? あれは内向型の地獄です。」
■ 1. “話す相手が何秒ごとに変わる”恐怖
海外で働くようになって、最初にぶつかった壁は英語でも技術でもなく 「ネットワーキング文化」 でした。
特に難易度が高いのが、カンファレンスでよくある Speed Networking(スピード・ネットワーキング)。
- 1テーブルにつき5〜6人
- 3〜5分ごとに「Take your seat! Next round!」の掛け声
- 初対面のエンジニアと矢継ぎ早に話す
- 最後には名刺(あるいはLinkedIn QRコード)交換
これ、内向型にとっては“公開処刑”に近いイベントです。
3分で相手のバックグラウンドを聞き、こちらの概要を伝え、何かしら会話を成立させる。
言語がネイティブじゃない身としては、頭のCPUをフルクロックで回し続ける状態。
しかも、せっかく少し打ち解けても
「はい、次の相手と話して!」
と強制終了。
「これ、何のコントだ…?」
と心の中でつぶやきながら笑顔を貼り付ける自分がいました。
■ 2. “大人数・騒音・テンション高め”の会場で完全にエネルギーをごっそり持っていかれる
アメリカでもヨーロッパでも、テック系のイベントは往々にして “テンション高め+騒がしい” です。
- 拍手
- ハイタッチ
- ノイズレベルの高い音楽
- 立ち話で盛り上がる参加者
- どこかで乾杯してる人たち
海外に来て驚いたのは、こういう場でも普通に技術の話が飛び交うこと。
しかも、みんな陽気で自信満々で“強め”。
対して、自分はというと…
- 「このタイミングで話しかけて大丈夫?」
- 「発音を気にしすぎて話しかけられない」
- 「英語、雑音負けして聞き取れない」
気づけば会場の端っこで水を飲みながら、
「早く帰りたい…」
と念じていました。
■ 3. 参加しているのに“参加していない”状態
スピーカーの講演は真剣に聞く。
でも、休憩時間の雑談タイムになると手持ち無沙汰で動けない。
この「イベントの本番で動けない問題」は、海外生活でかなり致命的でした。
理由は簡単で、海外では
“雑談 → つながり → チャンス” の導線が圧倒的に強い。
講演を聞いただけでは何も残らず、
イベント後の雑談から仕事・案件・紹介が生まれる文化なんです。
でも、当時の私はアイスコーヒー片手に壁際に立ち尽くすタイプ。
周りでは楽しそうに交流しているのに、自分だけ流れに入れない。
「せっかく参加費も払って来たのに、得るものゼロじゃん…」
帰り道の電車で自分にガッカリしたことが何度もありました。
■ 4. 海外での“内向型 × ネットワーク下手”が引き起こす“見えない損失”
海外エンジニア生活で痛感したのはこれ。
動けないこと=実はものすごく損をしている。
- 仕事の紹介を受ける機会
- 会社以外の仲間を作る機会
- 情報をもらう機会
- 共同プロジェクトのきっかけ
- 採用側との結びつき
- スピーカーやCTOと話すチャンス
すべてが 雑談ベース。
つまり、どれだけ実力があっても
“雑談に入れなければ存在していないのと同じ”
という世界なんです。
実際、私より技術レベルが低くても、
交流上手なエンジニアの方が良い案件を取っていく場面を何度も見ました。
正直、最初の数年は “自分、めっちゃ損してる…” と感じていました。
■ 5. その「苦手」を放置すると、海外では“キャリア停滞”につながる
怖いのは、これが 本人の努力不足ではない という点。
- 文化の違い
- 言語の不利
- 内向型の気質
- ネットワーキングの強制感
- イベントの設計が外向型向け
これらが複合して、
「海外エンジニア × 内向型」には不利な構造が最初からできあがっている。
この構造を知らないまま海外で働くと、
“気づかないうちにキャリアが伸びにくい環境に巻き込まれている”
本当にそんな状態になるんです。
■ 6. 大切なのは「内向型が悪いんじゃない」という視点
ここまで読むと、「じゃあ内向型は損なの?」と思うかもしれません。
でも実際に数年海外で働いて気付いたのは、
問題は“内向型であること”ではなく、“イベントの設計思想が内向型を前提にしていないこと”
これを理解した瞬間、私は自分を責めるのをやめました。
そして、内向型のままで勝つための方法を探し始めました。
内向型エンジニアが“動き始めた瞬間”
― サブタイトル:
「逃げ続けたネットワーキングに、ついに向き合った理由」
■ 1. “これではダメだ”と気づかされた、たった一つの出来事
海外生活に慣れ始めた頃、会社での評価もそこそこ安定してきた。
技術面では問題ない。C# / WPF のアプリ開発も、要件ヒアリングも乗り越えた。
チーム内でも信頼を得ていた。
――そう思っていた矢先。
プロジェクトマネージャーから突然、こう言われた。
「この前のミートアップで知り合った人から、新しいツールの話を聞いたんだ。
あれ、君にも見せたかったんだけど…もしかして来てなかった?」
胸がギュッと縮むような感覚だった。
“あのミートアップ”とは、社外の技術コミュニティが主催したイベントで、
私はもちろん参加していない。
なぜって?
理由は単純。
- 初対面のエンジニアがたくさんいる
- 英語で雑談しなきゃいけない
- 名刺交換(LinkedIn交換)が苦痛
- 社交的な空気感がしんどい
だから、毎回「次回でいいか…」と逃げていた。
しかしその日、完全に理解してしまった。
**社外に出ていない=情報が全く入ってこない。
そして、それは技術者として致命的な“差”を生む。**
PMの言葉は優しかったが、刺さり方は深かった。
■ 2. そこで気付く。「海外は“繋がり前提”社会だった」
日本では、“社内の仕事をしっかりこなしていれば評価される”という暗黙の了解がある。
でも海外は違う。
海外エンジニアの世界では、
- 社外イベント
- カンファレンス
- コミュニティ
- ミートアップ
- SlackやDiscordの技術チャンネル
がキャリア形成の主戦場になっている。
そして何よりも驚いたのは、
「誰と繋がっているか」がそのまま“実力の一部”として扱われる文化。
たとえば、
- 新しい技術が流行り始める瞬間
- 他社の開発トレンド
- ツールの生のレビュー
- 採用案件の裏情報
- プロジェクト募集
- 専門家のつながり
- 仕事の紹介の流れ
これら全てが、“人づて”に流れていく。
だから、コミュニティにいなければ情報が入ってこない。
内向型とか外向型とか関係なく、繋がりを持たない人は、自然と取り残される。
これが、海外で働く私が最初にぶつかった“構造的な壁”だった。
■ 3. 内向型の自分が理解した「イベントは外向型が設計している」事実
逃げ回っていた時期、私はずっとこう思っていた。
「なんでこんなに騒がしいの?」
「なんで知らない人に話しかけなきゃいけないの?」
「なんで全員、初対面で盛り上がってるの?」
しかし、ある海外のカンファレンスで衝撃的な講演を聞いた。
スピーカーは、心理学を専門にしたエンジニアで、最初に言い切った。
**「Networking events are designed by extroverts, for extroverts.」
(ネットワーキングイベントは、外向型の人が外向型のために設計している)**
この瞬間、全てが腑に落ちた。
- イベント会場の騒がしさ
- 強制的な雑談タイム
- ハイテンション文化
- スピードネットワーキング
- 大勢の前で自己紹介させる空気感
これ全部、外向型が“居心地いい環境”なんだ。
つまり、
私が辛いのは能力不足ではなく、「設計思想の問題」だった。
この考え方を知ってから、驚くほど心が軽くなった。
■ 4. 「苦手なままでいい。でも、戦い方は変えよう」と決めた日
内向型が無理やり外向型のふるまいをすると、
エネルギー消費が激しくて続かない。
じゃあどうする?
答えはこうだった。
“内向型のままで勝てるやり方に変えればいい”
具体的には、
- 大人数イベントに参加する必要はない
- 1対1の深いつながりを育てれば十分
- 相手を見つける方法を変える
- 自分の強み(聞く力・分析力)を活かしたスタイルにする
- 話すより“質問”を使えばいい
- 分野を絞ると会話しやすい
- 無理にテンションを上げる必要はない
「記憶に残る人」になるには、
必ずしも派手である必要はなかった。
■ 5. まずは“イベントの選び方”を変えた
最初に私がやったのは、
自分に合っているイベントだけを選ぶというシンプルな戦略。
海外ではイベントの種類が多い。
- ハッカソン
- 勉強会(Study Session)
- Lightning Talk系
- 技術デモ
- 小規模ミートアップ
- 社内外のTech Lunch
- オンラインコミュニティのオフ会
- 座談会形式のラウンドテーブル
この中で、私が最もやりやすかったのは、
「小規模・テーマ特化型のミートアップ」
理由は:
- 話す相手が明確
- 技術的な話題から会話を始められる
- 騒音が少ない(聞き取りやすい)
- 無理に大人数と話す必要がない
- 1~2人深く話せればそれでOK
この“選ぶ力”を身につけたことで、
ネットワーキングへの心理的ハードルが一気に下がった。
■ 6. 会話が苦手なら「質問テンプレ」を準備すれば良い
次に始めたのが、質問テンプレートの作成。
英語での雑談が苦手な私は、
会話の最初の数分で毎回フリーズしていた。
でも、あらかじめ3つの質問を決めておいたら、
それだけで会話が自然に続く。
例:
- “What brings you here today?”
- “What project are you working on lately?”
- “Have you tried any new tools or frameworks recently?”
内向型が雑談で無理する必要はない。
質問して聞き役に徹すればいい。
それだけで、相手は勝手に話してくれる。
そしてこれは驚くべきことに、
海外では“話を聞く人”の評価が想像以上に高い。
■ 7. 「無理に盛り上がらない」と決めたら楽になった
日本人が海外でよく誤解するポイントがこれ。
“英語の場ではテンション高くしないと仲間に入れない”
これは完全な誤解だった。
実際に海外で働くエンジニアをよく見ると、
- 落ち着いた人
- 一言ずつ丁寧に話す人
- 穏やかな口調の人
こういうタイプも普通にコミュニティにいる。
そして、静かなタイプは
「この人、落ち着いてて話しやすい」
とむしろ好かれる場合も多い。
だから私は、こう決めた。
**無理にテンションを上げなくていい。
自然体でいい。**
このマインドに変わった瞬間、
ネットワーキングへの苦手意識が半分以上消えた。
■ 8. “1人だけ”深く繋がれば十分
あるイベントで、私は一人のデータエンジニアとゆっくり話す機会を得た。
その人も内向型で、部屋の端っこでコーヒーを飲んでいた同士。
深く話してわかったことがある。
内向型は、派手に繋がらないだけで、深い繋がりを作るのが上手い。
そして海外では、この“深い繋がり”が想像以上に大きな価値になる。
なぜなら:
- その人経由で別の人を紹介してくれる
- Slackコミュニティに招待してくれる
- ポジションを共有してくれる
- チームに推薦してくれる
- 技術情報を優先して教えてくれる
広く浅く100人と繋がるより、
深い繋がりが2〜3人ある方が圧倒的に強い。
この法則に気づいてから、
私は“ネットワークが苦手な自分”を責めるのをやめた。
■ 9. 「動き始めると、世界の見え方が変わる」
イベント選び、質問テンプレ、自然体での参加。
こうしてほんの少しだけ動き始めただけで、
コミュニティでの居場所ができ始めた。
そして不思議なことに――
ネットワーキングが“仕事の延長”ではなく、“学びの場”に変わった。
誰かと話すと視点が変わる。
知らなかった技術が知れる。
違う文化の働き方が学べる。
社外のモチベーションが手に入る。
こうした“良い循環”が、一つずつ積み上がっていく感覚。
逃げ続けていた頃とは、まるで別世界だった。
内向型でも“勝てる”ネットワーク戦術
― サブタイトル:
「大人数では埋もれる。でも、戦い方を変えれば主役になれる」
■ 1. ネットワーキングは「量」ではなく「質」で勝つ
海外で働き始めた時、私はずっとこう勘違いしていた。
“100人と繋がってる人ほど強い”
“名刺(LinkedIn)交換は数が正義”
でも、実際に海外で数年働いて見えてきた結論はまったく逆だった。
内向型が勝つには「少人数・深い関係」に全振りするのが最強。
浅い繋がり100人より、
深く繋がる3人の方が、遥かに情報も機会も多い。
- 仕事の紹介
- 最新技術の共有
- 他社の裏事情
- プロジェクトのヘルプ
- コラボのオファー
- 自分の強みを理解してくれる人の存在
“量より質”は、海外のエンジニア人生でとくに重要だ。
その理由はシンプルで、
海外では「人の紹介」が仕事の大部分を動かすから。
実力があっても、繋がりがなければ声がかからない。
これは、内向型の自分には大きなチャンスだと思った。
深く話すことなら得意。
丁寧に質問するのも得意。
相手の話をじっくり聞くのはむしろ自然体。
つまり、
自分の強みで勝負できる場所が、ようやく見つかった。
■ 2. まずは「小規模・専門特化」イベント一点突破が正解
内向型の最大の障壁は、
とにかく“会場の空気に圧倒される”こと。
そこで私が採用した戦略がこれ。
「小規模イベントしか行かない」
- 参加者10〜20人
- 技術テーマが明確
- 会場が静か
- 同じ関心の人が自然に集まる
海外の大規模カンファレンスは正直、戦場。
ただただ疲れる。
体力吸われる。
英語の雑音で集中できない。
だから最初は絶対に避けた。
私が参加したのは、例えばこんなイベント。
- WPF / XAML のデザインパターン勉強会
- .NET系限定のミートアップ
- UI設計についてのLT(Lightning Talk)
- ローカル企業の小規模Tech Lunch
- 「最近の開発ツールを語る会」みたいな緩い会
こういう場は、外向型も内向型もあまり関係なく、
“技術好きが自然に集まる空間”になる。
そして面白いことに……
話す内容が技術中心になると、緊張が一気に消える。
英語が完璧じゃなくても、話題はずっとコードと設計。
これが救いだった。
■ 3. 会話を支える「テンプレ質問3つ」で十分戦える
雑談が苦手な私は、
英語で初対面の人と話すとき、ほぼ固まっていた。
そこで使い始めたのが “鉄板の3質問” だ。
① “What kind of project are you working on recently?”
(最近どんなプロジェクトやってるの?)
技術者はこれを聞くとめちゃくちゃ話す。
会話が自然に技術領域に入るので楽。
② “Is there a tool or library you started using lately?”
(最近使い始めたツールとかある?)
開発者は“ツールの話が大好き”。
この質問だけで5〜10分余裕で話が続く。
③ “How did you start learning ?”
(その分野、どうやって学び始めたの?)
これは鉄板中の鉄板。
人は「自分の道のり」を喋ると気分が良くなる。
★最重要ポイント
質問 = 会話の“エンジン”になる。
自分が喋る必要はない。
内向型にとってこれは救済策だった。
しかも“聞き上手な人”は海外でめちゃくちゃ評価が高い。
意外なほど信頼される。
■ 4. 会話の目的は「相手の理解」ではなく「興味の接点」を見つけること
ネットワーキングと聞くと、
- 印象を良くしないと
- 自己紹介を完璧にしないと
- 英語を間違えたら終わる
みたいに思いがちだが、実際は逆だった。
海外のエンジニアコミュニティでは、
「興味が重なるかどうか」だけが重要。
完璧な英語なんて必要ない。
むしろ、
- 素直な反応
- 共感する姿勢
- 相手の話を面白がる
- 技術の話を深掘りする
こういう“態度”の方がはるかに信頼される。
私はある時期から、
「英語が間違ってもいい。
相手の熱量を引き出せればOK。」
と割り切った。
これができるようになった瞬間、
コミュニティでの居場所が自然とでき始めた。
■ 5. 内向型は「少数の味方」を作ると一気に強くなる
イベントに参加しても、
全員と話す必要は全くない。
私がやっていたのは、これだけ。
「1人だけ、深く話せる相手を見つける」
- 端に座っている人
- コーヒーをゆっくり飲んでいる人
- ノートPCをいじっている人
- 少し静かにしている人
そういう人に声をかけると、
大体、同じように内向型。
話してみると、価値観が近いことが多い。
そしてこの“1人の味方”は、
じつは圧倒的な価値を持っている。
- 別のコミュニティに誘ってくれる
- 他の仲間に紹介してくれる
- 仕事の裏事情を教えてくれる
- 学んだことをシェアし合える
- 技術的な相談相手になる
- オポチュニティ(機会)を運んでくる
つまり、
内向型の成功は、「広さ」ではなく「深さ」で決まる。
■ 6. オンラインコミュニティを活用すると“現場戦”が不要になる
実は、リアルイベントに行くのがしんどいなら、
無理して行く必要はない。
海外のエンジニアはむしろ、オンラインの方が活発。
- Slackの技術チャンネル
- Discordコミュニティ
- Redditの専門フォーラム
- GitHub Discussions
- dev.to
- LinkedInの技術グループ
- 各国ローカルの技術コミュニティ
ここに参加していると、
リアルイベントに行かなくても自然に繋がりが生まれる。
実際、私は Slack コミュニティ経由で
2つの仕事紹介を受けた。
そして驚くべきことに、
オンラインで仲良くなった人に会うと、
対面でも話しやすい。
だから実は、
オンライン → リアルの順で関係を作ると、緊張が激減する。
■ 7. 「内向型」であることが強みに変わる瞬間
ネットワーキングに強いのは外向型だけだと思っていた。
でも実際には、強みの方向性が違うだけだった。
外向型の強み
- 広く繋がる
- 初対面でも積極的
- Everyone’s friendになりやすい
内向型の強み
- 深く繋がる
- 信頼関係の質が圧倒的に高い
- 長期的な協力関係に向いている
海外のエンジニア世界では、
“信頼できる少数の人”こそ価値が大きい。
だから、内向型であることはむしろ武器だと気づいた。
■ 8. そして私は「ネットワーキングの成功」をこう再定義した
昔の私は、こう思っていた。
“たくさん名刺をもらうこと”
“大勢と挨拶すること”
“社交的に振る舞うこと”
でも今の私の定義はこれ。
「1人、心から話せる人を見つけること」
「その人と長く繋がること」
「学びが1つ増えれば成功」
これなら、内向型でも毎回達成できる。
そして実際、この小さな成功の積み重ねが
キャリアを大きく変えていった。
静かなつながりが、キャリアを思わぬ方向へ押し広げる**
正直に言うと、僕はずっと「社交性がキャリアを決める」と思い込んでいました。
英語が得意じゃない。雑談も得意じゃない。
海外のエンジニアとして働く上で、この“二重苦”は大きなハンデだと感じていたんです。
でも今はまったく逆のことを言えます。
むしろ 「静かに観察して、相手を理解し、深くつながる」 というコミュニケーションスタイルこそが、僕のキャリアを伸ばしてくれた最大の武器になりました。
ここでは、「内向的なまま」でも海外でキャリアを大きく前に進められる理由と、その実例、そして“最後にすべき一歩”をまとめていきます。
1. 小さな行動が、大きな成果に変わる瞬間
スモールトークができないことに悩んでいた頃、僕は常に“話すこと”ばかりを求めていました。
「自分から話題を振らないとダメなんだろうな」
「盛り上げないと相手はつまらないよな」
でも結局これは、外向型の人がやる行動をそのままコピーしようとしていただけでした。
自分のタイプを無視して背伸びをすると、結果的に相手にも自分にも負担がかかる。
そこに気づいたとき、僕は真逆の行動に切り替えました。
“小さく話して、大きく聞く”というスタイルに変えたんです。
すると面白い変化が起きました。
● 相手が自然と話を深掘りしてくれる
● 僕の英語が多少拙くても気にならない
● 「この人は落ち着いていて話しやすい」とよく言われる
● 小さな会話が、後で大きな仕事のチャンスに変わる
これは誇張ではありません。
静かに話を聞く姿勢こそ、海外エンジニアの現場では“信頼の証”になることが多いんです。
2. 内向的なエンジニアの強みは、外向的な人の逆を行く
外向的な人が「幅」を広げるタイプだとすると、
内向的な人は「深さ」を作り出せるタイプです。
海外では、特にエンジニア職では“深い信頼”の方が仕事につながりやすい。
なぜか?
● 複雑なプロジェクトは、スモールトークより“信頼”で回る
● 「この人なら任せられる」と思われることが最強のパワー
● 実際に仕事を頼まれるのは、静かに責任感を見せるタイプ
● 内向的なエンジニアは、慎重で、観察力があり、丁寧
僕自身、外向的じゃなかったからこそ救われた瞬間が何度もありました。
例えば、チームの方針が混乱していた時期。
いろんな人が好き勝手に意見を言って場を混ぜていた中、僕がやったことはただひとつ。
「何が起きているのか丁寧に整理して伝える」
それだけで、PMから
“You always bring clarity.”(君はいつも状況を明確にしてくれる)
と言われ、翌月からアーキテクチャのレビューにも呼ばれるようになりました。
大声で話す能力より、落ち着いて観察し、構造化できる能力が評価された瞬間でした。
3. “静かに信頼を積む”ことが、結果的にもっとも速いキャリア戦略になる
海外で働いていると、“話せるかどうか”よりも、
“この人と一緒に仕事を進めたいかどうか” が圧倒的に評価されます。
その判断材料は、派手なプレゼンでも、大人数の飲み会でもありません。
● Slackでの短くても丁寧なレス
● ミーティングでの小さくても本質的な発言
● 「あとで調べて共有します」という誠実さ
● コードレビューでの落ち着いた指摘
● 聞き役に回る姿勢
こうした行動が、静かに、しかし確実に信頼を積み上げていきます。
そして “信頼” が積み上がるとどうなるか。
● あなたを指名して仕事が来る
● あなたに相談が集まる
● あなたにチャンスが回ってくる
● あなたが選べる立場になる
声が大きい人より、信頼が厚い人。
どの国でも、最後に強いのは後者です。
4. ネットワーキングは「数」ではなく「質」でいい
Traditional Networking(名刺交換地獄・大部屋ぶらぶらタイム)で消耗していたとき、
僕はたまたま1人のエンジニアと廊下で少し話をしました。
それはイベントの雑談コーナーではなく、ただ水を取りに行っただけのタイミング。
お互いに「人混み苦手なんですよね」と笑い合ったわずか1分の会話でした。
でもその1分が後に、共同プロジェクトにつながり、
そのプロジェクトでの成果が僕を別チームへ紹介し、
そこからさらに別の国のプロジェクトに声がかかるようになりました。
つまり——
1分の誠実な会話が、100回の名刺交換より圧倒的に効いたんです。
内向型のネットワーキングは「効率」が高い。
これは本当に大きな発見でした。
5. 最後に、今日からできる“内向型ネットワーキング術”
明日から、いや今日からでもできる小さな行動を最後にまとめます。
✔ ① ミーティング後に1人へ短く声をかける
「さっきの説明わかりやすかったよ」
これだけで十分。
✔ ② Slackで相手の質問を1つだけフォローする
全部答えなくていい。
1つ丁寧に答えれば、それが信頼の種になる。
✔ ③ 週に1人、軽いテキスト雑談をする
対面じゃなくていい。英語も深くなくていい。
✔ ④ 自分の得意分野を小さく共有する
Qiitaでも、社内Wikiでも、メモでも。
静かな発信は、意外と強く届く。
✔ ⑤ 自分のエネルギーを守る
無理にイベント全部出なくていい。
選んで、深くつながるだけで十分。
結論:内向型のままでいい。そのままが、海外キャリアの最大の武器になる
外向的になる必要はありません。
英語ペラペラになる必要もありません。
スモールトークが苦手でも何の問題もありません。
むしろ、
静かに傾聴し、誠実に関わり、信頼を積むエンジニアこそ、海外で最も評価されるタイプです。
内向型だからこそできる“深いネットワーキング”。
それこそが、あなたのキャリアを思いもよらない方向へ押し広げてくれます。

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