「WPFエンジニアだった僕が、“UIアーキテクト”を目指し始めた理由 〜キャリア転換、最初の一歩〜」

  1. WPFの限界を感じた日。だから僕は、次を考え始めた。
    1. 海外の求人票に見えた“未来の姿”
    2. 「アーキテクトって結局、何をする人なの?」
    3. 自分のWPF経験が“アーキテクトの武器”になる瞬間
  2. まとめ:次の10年は、“UIの設計者”として生きていく
  3. UIアーキテクトになるために、“頭の中”から変えていった話
    1. 1. “技術スキル”の再設計:「WPFの知識をどう転用するか?」
      1. A. コンポーネント思考を“横展開”せよ
      2. B. 複数プラットフォームの理解
    2. 2. “UI設計力”の底上げ:「情報設計とユーザー体験」
      1. A. 画面遷移ではなく、“情報構造”を設計する
      2. B. UIアーキテクト=“ユーザー理解の代弁者”
    3. 3. “マインドセット”の再構築:「コードを書く人→設計をリードする人」
      1. A. 技術の「翻訳者」になる
      2. B. “UI品質の守護者”としての自覚
  4. まとめ:アーキテクトへの道は“視座”の高さで決まる
  5. 国内WPFエンジニアが、海外UIアーキテクトを狙うための“具体アクション”
    1. 1. 英語レジュメは「役割+成果」で組み立てる
      1. Before:WPF実装メインの日本語職務経歴書
      2. After:英語レジュメではこう書く
    2. 2. 英語ポートフォリオの再構築:「技術」より「設計プロセス」を見せる
      1. 日本人がやりがちなポートフォリオ
      2. 僕がやった英語ポートフォリオ戦略
    3. 3. LinkedIn最適化:海外ヘッドハンターの検索対象に入る
    4. 4. 英語コミュニケーションの実践:面接を“技術だけで乗り切らない”
      1. A. 英語設計レビューのシミュレーション
      2. B. UIレビュー想定問答リスト(実際によくある質問)
    5. 5. 実際に海外求人へアプローチ:どの国を狙うか?
      1. ✅ シンガポール
      2. ✅ ドイツ・オランダ
      3. ✅ オーストラリア・カナダ
      4. 僕の実践:
  6. まとめ:海外UIアーキテクトを目指すための“勝ち筋”はある
  7. UIアーキテクトという新しい“肩書き”がくれた視野と可能性
    1. 1. 面接で感じた「文化の違い」と「本当のUIアーキテクト像」
      1. Q:「このボタンを右上に配置した理由を、UX観点で説明してください」
      2. 文化の違い:言われたことをやる、は通用しない
    2. 2. 「UI設計を仕事にする」ということは、“人の行動をデザインする”ということ
    3. 3. 10年後、UIアーキテクトという生き方はどうなっているか?
      1. ① 言語も文化も超えて設計できる人間に
      2. ② エンジニアとデザイナーをつなぐ“橋”として機能する
      3. ③ 次の世代に設計の知恵を渡せる存在に
  8. まとめ:WPFは終わりじゃない。始まりだった。
  9. 最後に:読んでくださった方へ

WPFの限界を感じた日。だから僕は、次を考え始めた。

こんにちは、WPFエンジニアとして10年以上やってきた僕が、最近になって強く意識し始めたのが**「UIアーキテクト」というキャリアパス**です。

正直に言うと、ずっとWPFに愛着がありました。MVVMでがっつり設計して、XAMLでビジュアルを組んで、デバッグして、運用までもちろん見届ける。UIとロジックの住み分けにこだわり、AnimationやStoryBoardを使ってちょっとした「気が利く画面」を作ったりもする。

でも、そんなある日、ふとした違和感を覚えたんです。
「……このまま、WPFだけで、あと10年食っていけるのかな?」って。

海外の求人票に見えた“未来の姿”

転機は、英語のIT求人サイトを眺めていたとき。
そこに並んでいたのは、
「UX/UI Architect」「Front-End Solution Designer」「Design System Strategist」
といった、“設計+UI”を軸にしながらも、より上流に踏み込んだポジションの数々。

しかも、必要スキルの中にはこう書いてあった。

  • 複数プラットフォームにおけるUI設計経験(Web, Desktop, Mobile)
  • チームリード、ステークホルダーとの要件調整能力
  • コンポーネント設計、デザインシステム運用の経験
  • 技術選定やUI技術のモダナイズ提案力

……WPFだけじゃダメだ。
UIエンジニアとして次のステージに行くには、「コードを書く力」だけじゃなく、「UI全体を設計する力」が問われている。
そしてそれは、国内よりも海外の方が圧倒的にニーズが高い

「アーキテクトって結局、何をする人なの?」

日本では「アーキテクト」と聞くと、インフラやクラウド設計をイメージしがちだけど、海外ではUI/UXのアーキテクトという職種がかなりメジャー。

彼らの役割はただ「見た目を考える」だけじゃない。以下のような視点でUIを“設計”するんです。

  • ユーザー行動と業務フローに基づいたUIの情報設計(IA)
  • チーム全体が使えるUIコンポーネントの共通化と標準化
  • 複数プロジェクトに横断的に関わるUI設計のガイドライン作成
  • 実装チームに向けたUIアーキテクチャの設計・レビュー

この時点で、もう「単なる実装者」ではありません。**UX戦略やエンジニアリング、ビジネス視点までもつ“橋渡し役”**なんですよね。

自分のWPF経験が“アーキテクトの武器”になる瞬間

じゃあ、WPFエンジニアがこのポジションにどうやって向かっていけるのか?
実は僕らの経験は、意外と強力な“土台”になります。

  • XAMLでのUI構造設計スキル → UIの構造化思考
  • MVVMパターンの経験 → UIとロジックの責任分離力
  • テンプレート/スタイル制御 → コンポーネント思考
  • ステークホルダーとの画面設計レビュー経験 → 要件調整力

つまり、「UIをちゃんと“設計”してきた」というWPFの強みが、そのままUIアーキテクトへの架け橋になるんです。

僕がUIアーキテクトという道を考え始めたのは、WPFでの蓄積を“さらに上”で活かしたいと思ったから。
実装だけで終わらず、全体を見渡してUIの品質・一貫性・ユーザー体験そのものを設計する側に回りたいと思ったからです。


まとめ:次の10年は、“UIの設計者”として生きていく

UIの世界は、単なる見た目の調整やレイアウト配置から、ユーザー体験の戦略設計へと進化しています。
WPFエンジニアが築いてきたスキルは、決して時代遅れじゃない。むしろ、正しく“翻訳”すれば海外でも通用する設計力を秘めています。

このシリーズでは、僕がどうやってWPFからUIアーキテクトにキャリアを転換していこうとしているのかを、
「承:具体的なスキルアップの道」
「転:海外転職への実践ステップ」
「結:今だから描ける“未来図”」
という流れでじっくり紹介していきます。

次回は、**「UIアーキテクトを目指すための技術・スキル・思考のアップデート方法」**について掘り下げます。

UIアーキテクトになるために、“頭の中”から変えていった話

WPFで10年。技術はそれなりに自信がある。
けど、いざ「UIアーキテクトになる」と考えたとき、思ったんです。

「UIアーキテクトって、具体的に何ができなきゃいけないの?」
「今の自分の強みは活かせる? どこが足りない?」

この“モヤモヤ”を1つずつ潰していくことで、僕のキャリア転換は具体化していきました。
今回は、WPF脳からUIアーキテクト思考に切り替えるために、実際に僕がやったこと/考えたことを紹介します。


1. “技術スキル”の再設計:「WPFの知識をどう転用するか?」

A. コンポーネント思考を“横展開”せよ

WPFでやっていたControlTemplateやStyle、ResourceDictionaryなどの設計経験。
これ、**Webのデザインシステム(Figma+ReactやBlazor)**にそのまま応用できます。

違うのはツールであって、考え方は共通

  • 「このボタン、全アプリで共通に使えるようにしよう」
  • 「テーマ変更に強くしよう」
  • 「コードとUIの責任は分離しよう」

これ、まさにアーキテクト視点の設計です。
だから僕はまず、自分の過去のWPFコードから「設計パターン」を抽出して、GitHubで「UI設計ベストプラクティス」として整理し直しました。

B. 複数プラットフォームの理解

アーキテクトには「WPFだけ知ってる」では不十分。
僕は以下の環境にも手を出しました:

  • Blazor(Web向け・.NET資産を活かせる)
  • MAUI(クロスプラットフォームでWPFっぽさあり)
  • Figma(デザイナーとの共通言語に)
  • React/TypeScript(Web UIの王道を知るため)

コードを完璧に書ける必要はない。でも、「どう動いてるか」を知っていれば設計レビューや議論の質が上がるんですよね。


2. “UI設計力”の底上げ:「情報設計とユーザー体験」

A. 画面遷移ではなく、“情報構造”を設計する

WPFでは「画面単位」で考えることが多かったんですが、アーキテクト的視点では**「このアプリ全体の情報構造はどうか?」**という問いが中心になります。

例えば:

  • 情報の階層構造は適切か?
  • 一貫性あるラベル・ナビゲーションになっているか?
  • ユーザーが“迷子”にならない動線になっているか?

こういったことを考えるには、「IA(情報アーキテクチャ)」という視点が不可欠。
僕はこの概念を学ぶために、Nielsen Norman GroupのUX記事やYouTube講座を読み漁りました。

B. UIアーキテクト=“ユーザー理解の代弁者”

エンジニアとして長くやっていると、「仕様通りに作ること」がゴールになりがちですが、アーキテクトにはユーザー目線に立って“それ本当に使いやすい?”と問える役割が求められます。

そのため、僕は以下を習慣化しました:

  • ユーザーテストの設計・フィードバック分析
  • ペルソナ作成とカスタマージャーニー設計
  • アクセシビリティ/国際化の基礎を理解する

これを知っているだけで、UI設計レビューでの発言力がまったく違うんです。


3. “マインドセット”の再構築:「コードを書く人→設計をリードする人」

A. 技術の「翻訳者」になる

UIアーキテクトって、コードだけでなく会話の“設計”も求められるんですよね。
デザイナー、PM、QA、エンジニア――
立場の違う人と、共通言語を作るのが仕事

だから僕は英語のドキュメントだけでなく、図解・比喩・UIモックを使ってアイデアを伝える練習をしました。Figmaでサクッと作るモックアップ、Draw.ioで描くUI構造図、全部大事。

B. “UI品質の守護者”としての自覚

「アーキテクト」という肩書きを名乗るなら、レビュー力・判断力・推進力が必須です。

  • 「これ、既存のパターンに沿ってないから修正しよう」
  • 「この設計、将来的にスケーラブルじゃないよ」
  • 「このUI、海外展開には配慮が足りないね」

……こんな発言、勇気がいります。でも、これこそアーキテクトの役割
僕自身、まだ言い切れないときもあるけど、意識して少しずつ「言える人」になってきました。


まとめ:アーキテクトへの道は“視座”の高さで決まる

UIアーキテクトは、ただのハイスキル実装者ではありません。
UIの将来像を描き、チームを導き、ユーザー体験を形にする“戦略家”です。

WPFで磨いた技術は、まだまだ通用します。
でも、それを他領域と接続し、より広く設計する視点が必要です。
僕がやったのはそのための準備。

  • 技術の横展開(Web/Mobile/Designツール)
  • 情報設計とUX視点の習得
  • 対話力とリーダーシップの強化

「WPFの人」から「UI全体を設計できる人」へ。
これが、僕が実践しているキャリアアップの“再構築”ステップです。

国内WPFエンジニアが、海外UIアーキテクトを狙うための“具体アクション”

「目指す道は見えた。必要なスキルも分かってきた。」
でも、それだけでは海外の現場には立てない

ここからは、“キャリアの再設計”ではなく、“市場へのアプローチ”の話。
UIアーキテクトとして海外に飛び出すには、履歴書・ポートフォリオ・LinkedIn・英語コミュニケーション力といった“外向けの整備”が必要です。


1. 英語レジュメは「役割+成果」で組み立てる

Before:WPF実装メインの日本語職務経歴書

・C#/WPFでの業務アプリ開発
・MVVMパターンによる設計実装
・要件定義~リリースまで対応

After:英語レジュメではこう書く

Lead UI Engineer / WPF Architect  
- Designed scalable MVVM-based UI architecture for enterprise desktop systems.
- Created reusable UI components and templates to enhance visual consistency and reduce development time by 25%.
- Collaborated with cross-functional teams to define UX strategies and streamline UI/UX reviews.

キモは、“技術を使った結果どう貢献したか”を書くこと。
さらに「設計・共通化・UXへの配慮」といった**“アーキテクトらしい視点”**が盛り込まれているかが重要です。


2. 英語ポートフォリオの再構築:「技術」より「設計プロセス」を見せる

日本人がやりがちなポートフォリオ

  • GitHubリポジトリ+スクショ+コード解説
    → 技術の証明にはなるが、“設計力”は伝わらない

僕がやった英語ポートフォリオ戦略

構成:

  1. プロジェクト概要(What it is)
  2. 課題とゴール(What problem it solves)
  3. 設計アプローチ(Design & Architecture)
  4. UIコンポーネントの設計思想
  5. 結果と改善点(What I learned)
### Project: Inventory Management Dashboard (WPF → Blazor redesign)

**Challenge:** Modernize legacy WPF UI while preserving business logic.
**Approach:**
- Conducted UX audit to identify bottlenecks in user flow
- Introduced design system for consistent components (Figma + Blazor)
- Defined data-binding strategy aligned with MVVM + DI principles
**Outcome:** Improved task completion rate by 33% in user testing

ここで見せたいのは**「どのように設計し、どんな判断をしたか」
面接官が聞きたいのはコードの細かさより、
“UIアーキテクトとしての視座”**なんです。


3. LinkedIn最適化:海外ヘッドハンターの検索対象に入る

UIアーキテクトを狙うなら、LinkedInは絶対に無視できません。
やったこと:

  • タイトルを変えた:
    UI Architect | UX-Focused Frontend Designer | WPF → Blazor / MAUI / Design Systems
  • 概要文をリライト:
With 10+ years in UI development using WPF and MVVM, I now focus on UI architecture that bridges design systems and developer experience. I specialize in scalable UI patterns, design-token-based theming, and cross-team UI strategy.
  • キーワード最適化:
    Design System / UI Architecture / MVVM / MAUI / Blazor / UX Collaboration / Globalization / Accessibility

こうすることで、グローバルリクルーターの検索に引っかかりやすくなるし、メッセージも飛んできやすくなります(実際、2件の接触がありました)。


4. 英語コミュニケーションの実践:面接を“技術だけで乗り切らない”

海外でUIアーキテクトを目指す場合、英語で「設計意図」を説明する力が求められます。僕がやった練習法は以下:

A. 英語設計レビューのシミュレーション

  • Notionに設計資料を英語でまとめる
  • ChatGPTとレビューのロールプレイ(「なぜその構成にしたの?」などの質問をもらう)

B. UIレビュー想定問答リスト(実際によくある質問)

  • Why did you choose this layout structure?
  • How do you ensure consistency across components?
  • How do you handle localization and accessibility in UI design?
  • What’s your approach to responsive UI architecture?

技術知識があっても、“英語で説明できなければ評価されない”。
だから、ただ英語を勉強するのではなく、“UI設計の英語”を意識して反復しました。


5. 実際に海外求人へアプローチ:どの国を狙うか?

UIアーキテクト職でWPF経験者が狙いやすい国は、僕の調査では以下:

✅ シンガポール

  • 英語+.NET需要あり
  • 外資系が多く、UIアーキテクト職も普通に存在

✅ ドイツ・オランダ

  • グローバル企業が多く、UI戦略職も存在
  • 英語が共通言語になりやすい

✅ オーストラリア・カナダ

  • フロントエンド設計+マネジメント職が豊富
  • 移住制度の柔軟性が比較的高い

僕の実践:

  • LinkedInで現地求人を週3でウォッチ
  • 気になる会社は、自社のデザインシステムの有無を調べる(GitHub/Figma公開あり)
  • UI設計ブログがある会社は優先的にチェック(文化が合いやすい)

まとめ:海外UIアーキテクトを目指すための“勝ち筋”はある

ここまで準備して、ようやく「海外UIアーキテクト」というステージが現実味を帯びてきました。
特別な経歴や留学経験がなくても、戦略的に“見せ方”を変えることで、世界は反応する

WPF経験 × UI設計力 × コミュニケーション力

この3本柱を、自分の中で意識的に育てていく。
これが、僕が描いた“転”のロードマップです。

UIアーキテクトという新しい“肩書き”がくれた視野と可能性

海外転職に向けてUIアーキテクトというキャリアに挑戦し始めてから、
僕は「何をするか」だけじゃなく、「どう生きたいか」まで考えるようになりました。

これは単なるキャリア転換じゃない。
エンジニアから、“体験を設計する人間”へと変わっていくプロセスだったのです。


1. 面接で感じた「文化の違い」と「本当のUIアーキテクト像」

Q:「このボタンを右上に配置した理由を、UX観点で説明してください」

面接で、あるプロダクトマネージャーから投げかけられた質問です。
僕の答えはこうでした:

「業務アプリのメインタスクが左側の一覧選択 → 右上の詳細編集だったので、画面遷移と視線の流れを自然に保ちたかったからです。」

彼は頷いて言いました。

「その視点、まさに僕らが求めてる“UI Architect”の仕事なんですよ。」

ここで実感しました。
海外のUIアーキテクト職は、“体験の戦略設計者”として認識されている。
コードの巧さやスピードより、**「その設計に“意味”があるか」**が問われるんです。

文化の違い:言われたことをやる、は通用しない

海外面接で繰り返し聞かれたのが、

  • “How do you collaborate with UX designers?”
  • “How do you handle stakeholder conflicts?”
  • “What is your design decision process?”

つまり、「自分で考え、対話し、導ける人」が求められている。

WPF時代、要件を渡されてそれを実装していた自分とは、明らかに求められているレベルが違いました。
でも同時に、こうも感じました:

「自分がこの視座で動けるようになれば、本当の意味で“グローバルUI人材”になれる。


2. 「UI設計を仕事にする」ということは、“人の行動をデザインする”ということ

UIアーキテクトを目指す過程で、僕はひとつ大事な問いにぶつかりました。
「そもそもUIって、なんのために存在するんだろう?」

それは、ただの操作インターフェースではなく、**人の行動・理解・感情を誘導する“体験の脚本”**なんですよね。

  • 「このボタンを押せば安心できる」
  • 「この並び順なら自然に次の作業に進める」
  • 「違和感なくグローバルユーザーが使える」

こうした感覚を設計し、それをエンジニアリングと結びつけていくのが、UIアーキテクトという職種の本質。

だからこそ、自分の責任範囲も大きくなる
設計ミスが、ユーザーの混乱やビジネス損失につながる可能性がある。
でもそれは、「自分の設計が世界中の人を助ける可能性がある」ということでもあります。


3. 10年後、UIアーキテクトという生き方はどうなっているか?

僕が今、UIアーキテクトとしてスタートを切ったとして、
10年後どうなっていたいか? こんなイメージを持っています。

① 言語も文化も超えて設計できる人間に

UIは国境を越える。でも、文化は越えられないこともある。
だから、異文化の感覚にも敏感なUI設計者になりたい。

  • アラブ圏での右から左の読み方向
  • 欧州での「自由」と「責任」のバランス感覚
  • 東南アジアでのスマホファースト設計

こうした“文化の文脈”を理解した上で設計する人間は、まだ世界に少ない。
そこに、自分の価値を置いていきたい。

② エンジニアとデザイナーをつなぐ“橋”として機能する

デザインと開発の間には、いつも溝がある。
僕はそこに橋を架けられる人間でありたい。
それは技術力だけではなく、翻訳力・対話力・調整力が必要な役割。

「このデザインの意図を保ちつつ、こう実装すれば保守性も高い」
そんな会話をリードできる、**“現場感と理論の両方が分かるUI設計者”**でありたい。

③ 次の世代に設計の知恵を渡せる存在に

いつか、同じようにWPFから出発して次のキャリアに悩む人がいたときに、
「UI設計って、こんな面白いんだよ」って語れる人になりたい。

そのために、今はまだ見えない「自分なりの設計哲学」を、
プロジェクトの積み重ねの中で育てていきたいんです。


まとめ:WPFは終わりじゃない。始まりだった。

WPFで積み重ねてきた設計力とUIへのこだわり。
それを「過去の資産」で終わらせるのではなく、
“UIアーキテクト”という未来への投資”に変えていく。

  • 設計の視座を高くする
  • 英語で語れるUI設計者になる
  • コードではなく、体験を設計する
  • 世界中のユーザーを理解する

そのすべてが、WPF経験を持った僕にしか描けないキャリアパスなんだと、今ははっきり言えます。

これからこの道を進もうとする誰かに、この言葉を贈りたいです。

「あなたの“設計へのこだわり”、世界はちゃんと評価してくれます。」


最後に:読んでくださった方へ

4回にわたり、「WPFからUIアーキテクトへの転身」というテーマでお届けしてきました。
これは僕自身が実際に悩み、手を動かし、学びながら書いた記録でもあります。

もしこの記事が、今立ち止まっているWPFエンジニアの誰かの背中を押せたなら
それが一番うれしい成果です。

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