- 静かに忍び寄る“見えない敵”
- 崩れ落ちた瞬間 ― 僕が“限界”に気づいた日
- ある日の朝、体が動かなかった
- ミーティングでの“沈黙”
- バーンアウトの症状
- きっかけをくれた同僚の一言
- 小さな実験 ― 仕事の抱え込みをやめてみた
- 僕が学んだこと
- 見えない敵への対抗策 ― バーンアウトを防ぐための実践テクニック
- “気合い”では戦えない
- テクニック①:タスク管理を“ゲーム化”する
- テクニック②:マイクロブレイクを仕込む
- テクニック③:発言ハードルを下げる
- テクニック④:チームに“心のバッファ”を作る
- テクニック⑤:自分の“リセット法”を持つ
- バーンアウト対策は“技術”
- 自分らしく働くために ― バーンアウトを超えて見えた景色
- バーンアウトを経験した意味
- 働き方のリズムをデザインする
- 海外で働くからこそ大事な“自己表現”
- 長期的な視点 ― エンジニアは“走り続ける職業”
- “自分らしく働く”とは
- これから海外で働くエンジニアへ
- エンディング
静かに忍び寄る“見えない敵”
エンジニアとして海外で働き始めて、最初にぶつかった壁は“言語”でも“技術”でもありませんでした。意外に思うかもしれませんが、一番厄介だったのは「自分の心と体のスタミナ」でした。つまり、**バーンアウト(燃え尽き症候群)**です。
正直、日本で働いていた頃も残業やプレッシャーはそれなりにありました。でも、海外に来てから感じた負荷は、少し性質が違うんですよ。
新しい文化、新しい人間関係、そしてもちろん新しい技術的チャレンジ。これらが一気にのしかかってくる。まるで、同時に複数のプログラムを高負荷で走らせているPCみたいに、メモリがどんどん削られていく感覚でした。
最初のうちは「これが海外で働くってことか。自分を試すチャンスだ」と前向きに捉えていました。でもそのうち、気づかないうちに心がオーバーヒートしていったんです。
コードよりも厄介な敵
海外の現場では、もちろん技術的な壁にもぶつかります。C# WPFでUI設計を進める中で、「このやり方は現地の標準じゃない」とか「もっとシンプルに書けない?」と指摘を受けることも多かった。コードレビューの場で自分の書いたものを徹底的に分解されると、「自分はまだまだだ」と痛感させられます。
でも、そうした技術的フィードバックはむしろわかりやすいんです。改善の方向がはっきりしているから。
一方で、バーンアウトの兆候は目に見えない。コードのエラーのように赤字で表示されるわけでもないし、ビルドが止まるわけでもない。だからこそ厄介で、気づいたときにはすでに遅い、なんてことになりがちです。
僕の場合も、最初はただの「疲れ」だと思っていました。少し休めば回復するはずだと。でも、朝起きても頭が重い、ミーティングで英語が頭に入ってこない、些細なミスに対して必要以上に落ち込む…。そんな症状がだんだん積み重なっていきました。
プレッシャーの三重奏
振り返ってみると、バーンアウトに近づいていった背景には大きく三つのプレッシャーがありました。
- 言語のプレッシャー
- 英語での議論は、日本語のようにスムーズにはいかない。理解するだけでもエネルギーを消耗します。特にWPFの設計思想やパターンについて議論しているとき、「今の説明、全部理解できていないかも」と感じることが何度もありました。
- 文化のプレッシャー
- 現地のエンジニアは自己主張が強く、遠慮なく意見を言います。日本での「空気を読む」文化とは全然違う。自分の意見を言わなければ「何も考えていない」と誤解される。発言の一つ一つにエネルギーを使うので、終わる頃にはどっと疲れます。
- 成果のプレッシャー
- 新参者である以上、結果を出して信頼を勝ち取らなければならない。レビューで指摘されるたびに「まだ足りない」と感じ、つい仕事を抱え込みすぎてしまう。
この三重奏が、気づかないうちに僕を削っていきました。
“静かな危機”を見過ごすな
エンジニアとして、バグや不具合にはすぐ気づけるよう訓練されています。でも、自分の心身の不具合には案外鈍感です。僕もそうでした。
海外で働くと、誰も「ちょっと休んだら?」なんて気を使ってくれません。むしろ「大丈夫? それなら任せるよ」とさらに仕事を振られることもある。だからこそ、自分で自分を守る仕組みを持っておかないと、本当に危険なんです。
これが、僕が最初に直面した“見えない敵”。コードでもなく、納期でもなく、自分自身の心と体。その存在に気づけたのは、ある出来事がきっかけでした。
崩れ落ちた瞬間 ― 僕が“限界”に気づいた日
ある日の朝、体が動かなかった
バーンアウトに片足を突っ込んでいた僕に、その現実を突きつけたのは、ごく普通の一日の始まりでした。
目覚ましが鳴ったのに、体が鉛のように重くてベッドから起き上がれない。頭では「今日もコードレビューがある」「UIの修正をしなきゃ」と分かっているのに、体が命令に従わない。
これまでなら、寝不足だろうが風邪気味だろうが、気合いで何とか動けていたのに、その日はどうしても無理でした。まるでWindowsが強制的にシャットダウンして、再起動できないような感覚。
「やばい」と思いました。
でも同時に、「これを休んだら、信頼を失うかもしれない」という恐怖も襲ってきました。特に海外の職場では“結果”で判断される。日本のように「体調が悪いなら仕方ないよ」とは必ずしも言ってもらえません。
結局、その日は無理やりPCを開き、オンラインミーティングに参加しました。でも、頭はぼんやりして英語がほとんど入ってこない。相槌を打つだけで精一杯。終わったあと、自己嫌悪でさらに疲弊しました。
ミーティングでの“沈黙”
その週のコードレビューは、まさに悪夢でした。
僕が担当したWPFアプリのUI設計について、同僚から質問が飛んできます。
「このBinding構造、複雑すぎない?」
「ViewModelをもっと分離できるんじゃない?」
「この画面、ユーザーにとって直感的かな?」
どれも的を射た質問です。でも、そのときの僕は頭が真っ白で、英語で答えを組み立てる余裕がありませんでした。沈黙が続き、結局「I’ll check and get back to you.」と逃げるしかなかった。
レビューが終わった後、画面を閉じた僕は椅子に座ったまま動けませんでした。心の中でずっと「ダメだ、全然ついていけてない」と繰り返していました。
バーンアウトの症状
後から振り返ると、あの時点で典型的なバーンアウトの症状が出ていました。
- 情熱の消失
- 新しい技術を学ぶのが楽しかったはずなのに、ドキュメントを開くのが苦痛に感じる。
- 慢性的な疲労
- どれだけ寝ても疲れが取れない。朝起きてもエネルギーがゼロ。
- 自己評価の低下
- 小さな指摘でも「自分は無能だ」と感じ、過剰に落ち込む。
- 集中力の低下
- コードを書いていても、数行で手が止まる。英語の会話も頭に入らない。
当時の僕は、これがただの“ストレス”ではなく、バーンアウトのサインだということを理解できていませんでした。
きっかけをくれた同僚の一言
転機は、同僚とのちょっとした雑談でした。
ランチタイムに同僚のアレックスが、「最近、疲れてるように見えるけど大丈夫?」と声をかけてくれたんです。普段は仕事の話しかしない彼が、わざわざ気にかけてくれたことに驚きました。
僕は正直に「疲れてるかも。仕事についていくのが大変で…」と打ち明けました。すると彼は笑って、こう言ったんです。
“You don’t have to carry everything alone. We are a team.”
その一言で、胸がじんわり熱くなりました。
「そうか、全部一人で背負い込む必要はなかったんだ」と気づかされた瞬間でした。日本で培った「迷惑をかけちゃいけない」という感覚が強すぎて、助けを求めるという選択肢を忘れていたんです。
小さな実験 ― 仕事の抱え込みをやめてみた
翌週から、思い切って小さな実験を始めました。
具体的には:
- タスクを細かく分割して、レビュー前に「ここが不安」と共有する
- 英語で完璧に話せなくても、とりあえず質問を口に出す
- 夕方以降の仕事は意識的に切り上げる
最初は「こんなこと言ってもいいのかな」と不安でした。でも意外なことに、同僚たちはむしろポジティブに受け止めてくれたんです。
「じゃあ、この部分は僕がやるよ」
「なるほど、その観点は気づかなかった」
そんなやりとりが増えるにつれて、少しずつ肩の荷が下りていくのを感じました。
僕が学んだこと
この経験から学んだのは、バーンアウトは「弱さの証明」ではなく、「環境とやり方を見直すサイン」だということです。
エンジニアとして、僕らは複雑なコードも、厳しいデッドラインも、どうにか工夫して乗り越えようとします。でも、心と体が限界に達していたら、どんなアルゴリズムも動かない。
あの日、ベッドから起き上がれなかった自分を思い出すと、今でもゾッとします。あのまま突っ走っていたら、本当に壊れていたかもしれない。
そして、助けを求める勇気を持つことが、海外で働くエンジニアにとっては特に大事だと痛感しました。異文化の中では「自分は無力だ」と感じやすい。でも実は、周りに頼ることこそチームプレーであり、信頼を築く方法だったんです。
見えない敵への対抗策 ― バーンアウトを防ぐための実践テクニック
“気合い”では戦えない
バーンアウトを経験して痛感したのは、「根性」や「気合い」ではどうにもならない、ということでした。
日本で育った僕は、つい「頑張れば乗り越えられる」と考えがちでした。徹夜してコードを書いたこともあるし、休日返上で仕様書を仕上げたこともあります。
でも海外で働く環境では、タスク量もプレッシャーも質が違います。特に、言語と文化の壁があることで、想像以上にエネルギーを消耗する。これを気合いだけで突破しようとすれば、確実に潰れてしまう。
そこで僕は、「戦い方を変える」ことにしました。つまり、自分の体力を“有限リソース”として扱い、計画的に使うという考え方です。
テクニック①:タスク管理を“ゲーム化”する
僕にとって一番効果的だったのは、タスクを小さく分割して、進捗を“見える化”することでした。
海外プロジェクトでは、要件が曖昧なまま進んでいくことが多いです。WPFでのUI設計でも、「とりあえず動くものを」と言われ、後から仕様変更が次々追加される。気づけば、やるべきことが頭の中で渋滞して、どこから手を付けていいかわからなくなる。
そこで、僕は「タスクをチケット化」して、自分で“クエストボード”のように扱いました。
- 「ViewModelのBinding整理」 → 小クエスト
- 「デザインレビューでフィードバック反映」 → 中クエスト
- 「新規画面のUI/UX改善」 → 大クエスト
進めるごとにチェックをつけていくと、達成感が得られる。まるでRPGのクエストを一つずつクリアしていくような感覚です。
これは単純ですが、「進んでいる」感覚を持つことで無力感を防ぐのに役立ちました。
テクニック②:マイクロブレイクを仕込む
もう一つ効果があったのは、短い休憩(マイクロブレイク)を意識的に入れることです。
以前の僕は、「集中力が切れるまで作業してから休む」タイプでした。でもそれだと、気づいたときにはエネルギーがゼロで、回復に時間がかかる。
そこで、Pomodoroテクニックを応用しました。
25分集中したら5分休憩。休憩中はSlackもメールも見ないで、ただストレッチしたり、外を歩いたり。
特に海外のオフィスでは、同僚がフラッとコーヒーを取りに行ったり、外の空気を吸いに出たりすることが多い。最初は「サボってるのかな?」と思いましたが、実はこれが持続力の秘訣なんだと気づきました。
結果的に、このリズムを取り入れたことで、一日の終わりに「まだエネルギーが残っている」感覚を取り戻せました。
テクニック③:発言ハードルを下げる
バーンアウトの原因の一つに、「英語で完璧に話さなきゃ」というプレッシャーがありました。
でも、あるとき気づいたんです。「伝わればいい」レベルで話す方が、精神的に楽だし、実際チームもそれを求めていると。
そこで僕は、発言のハードルを意識的に下げました。
- 完璧な文法でなくても「I think this might work.」ととりあえず言う
- 伝わらなかったら図やコードで補足する
- 「Sorry, could you repeat that slowly?」と素直に聞き返す
これを繰り返すうちに、英語での発言に対する恐怖が薄れていきました。何より、自分を抑え込まなくなったことで、心の負担が減ったのを実感しました。
テクニック④:チームに“心のバッファ”を作る
一人でタスクを抱え込むと、失敗したときのダメージが大きすぎます。そこで僕は、意識的に**「チームに心のバッファを持つ」**ようにしました。
具体的には:
- タスクの進捗をこまめに共有して、「ここで詰まってる」と伝える
- コードレビューを早めにお願いして、方向性を確認してもらう
- 自分ができない部分は、素直に得意な人に頼む
最初は「頼ったら迷惑かも」と思いましたが、逆にチームは「早めに教えてくれて助かる」と喜んでくれました。
このやり方で、「全部自分で解決しなきゃ」という呪縛」から解放され、心の余裕が生まれたんです。
テクニック⑤:自分の“リセット法”を持つ
最後に大事なのは、自分に合ったリセット法を持つことでした。
僕の場合は:
- 夜に軽くランニングをする
- 土曜日はコーディングを一切しない
- 日本の友人とオンラインで話す
こうした「仕事と切り離せる時間」を意識的に作ることで、ストレスが積み上がりすぎるのを防げました。
特に効果的だったのは、体を動かすこと。ランニングや散歩をすると、頭の中のモヤモヤが整理され、不思議と新しいアイデアが浮かんできます。
バーンアウト対策は“技術”
こうして振り返ると、バーンアウトを防ぐのは根性論ではなく、**日常の小さな工夫(テクニック)**でした。
- タスクを小分けにして達成感を得る
- マイクロブレイクでエネルギーを維持する
- 英語を完璧に話そうとせず、伝えることに集中する
- チームにバッファを持つ
- 自分なりのリセット法を持つ
これらは、特別な才能やスキルがなくても誰でもできることです。
むしろ、「できるけど軽視されがちなこと」を徹底することで、持続可能な働き方に変えられる。
自分らしく働くために ― バーンアウトを超えて見えた景色
バーンアウトを経験した意味
今振り返ると、あのバーンアウトは決して“無駄な失敗”ではなかったと思っています。
もちろん、できれば避けたかった。でも、あの経験を通して、僕は「自分の限界を知ること」こそがエンジニアとして長く生きていくための大事なスキルだと学びました。
コードレビューや新しい技術をキャッチアップする力は、努力で身につけられる。けれど、**「どこで自分が壊れるか」**は、実際に危ういところまで行かないと気づけなかった。
つまり、バーンアウトは僕に「人間としてのデバッグポイント」を突きつけてくれたんです。
働き方のリズムをデザインする
バーンアウトを境に、僕は「働き方を自分で設計する」意識を持つようになりました。
海外で働くと、仕事のスタイルは人によって本当にバラバラです。
- 早朝に集中して午後は家族と過ごす人
- フルリモートで旅をしながら働く人
- 出社して仲間と雑談しながら作業する人
最初は「自分も現地のやり方に合わせなきゃ」と思っていました。でも今は、自分のリズムをデザインすることこそ武器になると考えています。
僕の場合は、こんな感じです:
- 午前中は頭が冴えているので、難しい設計やコーディングに集中
- 午後はレビューやミーティングにあてる
- 夜は必ず仕事から離れる
これを習慣化したことで、仕事の効率も上がり、疲労も減りました。まさに、働き方を「設計」するのもエンジニアの仕事だと感じています。
海外で働くからこそ大事な“自己表現”
もう一つ気づいたのは、海外で働くからこそ「自己表現」が大事だということです。
日本では「黙ってやる」ことが評価される場面もありますが、海外では違います。黙っていると「やる気がない」と受け取られかねない。
だから僕は、小さな声でも出すようにしたんです。
- ミーティングで「I agree.」と一言だけでも言う
- コードレビューで「ここはこう考えて書きました」と背景を添える
- 分からないことを「教えて」と素直に聞く
こうした自己表現は、実は技術力以上に大切です。なぜなら、信頼は“存在感”から生まれるから。
そして、自己表現ができると「孤独に抱え込む」こともなくなる。これはバーンアウト対策としても大きな意味がありました。
長期的な視点 ― エンジニアは“走り続ける職業”
エンジニアのキャリアはマラソンのようなものです。
新しいフレームワークが出ては消え、プロジェクトも次々に切り替わる。短距離走のように全力で突っ走るだけでは、長く続けられません。
僕はバーンアウトを経験してから、「いかに走り続けるか」を考えるようになりました。
- 知識のアップデートは毎日少しずつ
- 人間関係のメンテナンスは雑談や軽い相談から
- 体と心のメンテナンスは運動と休養で
こうしてリズムを整えていくと、以前のように「一気に燃え尽きる」ことは減っていきました。
むしろ今は、以前よりも楽しんで仕事ができています。
“自分らしく働く”とは
最終的に僕がたどり着いた答えはシンプルです。
「自分らしく働ける環境を、自分でつくること」
海外で働いていると、周りと比べて落ち込むことがよくあります。
「英語が下手だ」
「コードが遅い」
「発言が少ない」
でも、それは全部「自分らしくない」働き方をしようとするから起きるんです。
逆に、自分の強みを活かし、自分のリズムを大切にすれば、自然とパフォーマンスも出せる。
僕にとっては、C# WPFでの設計経験や、日本で培った“細かい部分まで気を配る姿勢”が強みでした。
これを武器にしつつ、無理に完璧な英語を話そうとせず、周囲を頼る。そうやって**「自分らしさ」と「海外スタイル」を融合させること**で、ようやく肩の力を抜いて働けるようになったんです。
これから海外で働くエンジニアへ
もしこれを読んでいるあなたが、これから海外でエンジニアとして働こうとしているなら、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。
- バーンアウトは誰にでも起こる。自分だけの問題ではない
- 助けを求めることは恥じゃない。むしろチームの一員である証
- 働き方を自分でデザインする勇気を持つこと
海外で働くと、新しい景色や経験が待っています。でもその分、見えない敵も潜んでいます。
その敵と戦うために必要なのは、特別な才能じゃなく、小さな工夫と自己理解です。
エンディング
バーンアウトを経験していなかったら、僕はいまだに「ただがむしゃらに頑張る」だけの働き方を続けていたかもしれません。
でも今は、自分のペースで、チームと一緒に、長く走り続けられる働き方を選べるようになりました。
海外で働くということは、単に「場所を変えて働く」ことではありません。
それは、自分の働き方そのものを再設計するチャンスでもあるんです。
もしあなたが海外でエンジニアとしての道を歩むなら、どうか自分のペースを大切にしてください。
バーンアウトの危機を避けながら、あなたらしいスタイルで戦えることを願っています。

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